去年の勝ち組も失速-米国株の低迷が楽観論を押しつぶすのか

  • アマゾンやネットフリックス、GMの下げが目立つ
  • ニュースレター執筆者の弱気派に対する強気派の割合が低下

世界の株式市場が4年ぶりの弱気相場から素早く抜け出すと見込む向きは誰もが、個人投資家にとって重要なセクターの株価下落に注意を払う必要がある。

  昨年と打って変わって、消費者・テクノロジー関連銘柄が米株式市場での成績下位を占めている。アマゾン・ドット・コムとネットフリックスの年初来下落率は20%を超える。米国株が最悪の年初スタートとなる中で、楽観的な見方が押しつぶされつつある。

  世界株の下落率が先週、昨年5月の高値から20%に達し、2011年以来となる弱気相場に入った。先週の米株式相場は下落。S&P500種株価指数の年初来下落率は8.8%に達した。マイナス金利で利益が損なわれるとの懸念から、世界中で銀行株が売られた。ニュースレター執筆者を対象としたインベスター・インテリジェンスの調査によれば、弱気派に対する強気派の割合は0.63と、09年3月以来の低水準を記録した。

  アマゾンの株価は昨年、倍以上となったが今年は25%下げている。昨年134%上げたネットフリックスは24%安だ。住宅株も下落。トール・ブラザーズなど不動産開発の13銘柄から成るS&Pの指数は今年に入りその価値のほぼ2割を失った。

中央銀行

  自動車株も下げている。米国での販売がピークに達した可能性があるとの懸念が背景だ。1月の販売が好調だったゼネラル・モーターズ(GM)は年初来で19%安だ。

  JPモルガン・ファンズのチーフ・グローバルストラテジスト、デービッド・ケリー氏(ニューヨーク在勤)は「一般消費財セクターのファンダメンタルズはまさに良好に見えるが、問題は消費セクターをめぐる状況が一段と良くなってはいないとの認識があることだ。世界の中央銀行があたかもリセッション(景気後退)のリスクがあるように行動すれば、これが消費者の態度を湿らせ得る。誰もが警戒感を若干強め、経済が潜在成長力を下回れば一定の足かせとなるだろう」と述べた。

原題:Fallen Giants Block Path to S&P Bull Market as Amazon Loses 25%(抜粋)

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