中国の粗鋼生産、より大幅に速いペースで削減する必要ある-印JSW

  • 各国が輸入を抑制しようとしても中国産の脅威続く:JSWのラオ氏
  • 中国の鉄鋼需要が減産を上回るペースで冷え込み供給過剰に

中国政府による2020年までに年間粗鋼生産能力を約13%削減する計画は、同国の鉄鋼業界回復に十分ではないとの見方を、インド3位の鉄鋼メーカー、JSWスチールの幹部が示した。

  JSWスチールのジョイントマネジングディレクターで最高財務責任者(CFO)のセシャギリ・ラオ氏は「供給過剰のため減産の必要がある。ほぼ全ての国が輸入を抑制しようと何らかの措置をとっているが、輸入の脅威は続いている」と指摘した。

  中国の鉄鋼需要が減産を上回るペースで冷え込む中で、輸出は過去最高水準に増加。世界的な供給過剰で鉄鋼最大手アルセロール・ミタルやタタ・スチール、JSWなどの鉄鋼メーカーは困難な状況に陥っている。

  中国は今月、国務院のウェブサイトで、粗鋼生産能力をさらに最大1億5000万トン削減する計画を発表した。これは既存生産能力の約13%に相当する。中国鋼鉄工業協会(CISA)によれば、既存の生産能力は推計12億トン。世界の約半分を占める中国の生産は昨年、1981年以降で初めて減少した。
  
原題:China Must Cut Steel Output Deeper and Faster, India’s JSW Says(抜粋)

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