中国人民元の弱気派、自信揺らぐ-オフショアNDFとスポット差縮小

グローバルな投資家が中国人民元の下落に賭けるポジションを縮小しつつある。ドル上昇の反転に加え、中国当局が元相場の支援を強化したことが背景にある。

  ブルームバーグの集計データによると、オフショア人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は香港市場で今月これまでのところ2.3%上昇と、オフショア・スポットレートの上昇率(1.4%)を上回っている。NDFは現在、オフショア・スポットレートより約3.4%低い水準。双方の差は1月に過去最大の5%に拡大していたが、先週11日には3.3%と1カ月ぶりの小さな開きに縮小した。米国の利上げが見通しにくくなったことから、G10通貨は今月に入って全て対ドルで上昇している。

  バンク・オブ・シンガポールの為替ストラテジスト、シム・モウ・シオン氏は「弱気派が難しい局面に立たされている。ドル下落が続くかどうか見通しにくい状況だ。アジアと新興市場の通貨は現在、米金融当局がどういった措置を講じるか、政策金利を引き上げるかどうかに左右されている」と述べた。

原題:Offshore Yuan Forwards Show Bears’ Confidence Has Been Shaken(抜粋)

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