2月16日の欧州マーケットサマリー:株とスペイン国債が反落

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欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1137   1.1156
ドル/円            113.89   114.60
ユーロ/円          126.84   127.84


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  320.37     -1.39     -.4%
英FT100     5,862.17   +37.89     +.7%
独DAX      9,135.11   -71.73     -.8%
仏CAC40    4,110.66    -4.59     -.1%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .52%        +.00
独国債10年物     .27%        +.03
英国債10年物     1.44%       +.01


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,209.50    +1.30     +.11%
原油 北海ブレント         32.46      -.93    -2.79%

◎欧州株:反落、スタンダードチャータード中心に銀行株が安い

16日の欧州株式相場は反落。一時の上げを消す展開となった。世界 の景気見通しをめぐる懸念が再燃し、銀行株と鉱業株が売られた。

銀行株は前日まで2日間の上げが2011年以降で最大となっていた。 鉱業株は最近の上昇局面で11%上げていたが、この日はイタリアのテナ リスとノルウェーのノルスク・ハイドロを中心に売られた。エネルギー 銘柄も反落。サウジアラビアとロシアが生産量維持で合意したものの、 原油相場が下げに転じたことが背景にある。

指標のストックス欧州600指数は前日比0.4%安の320.37で終了。一 時は0.8%上げる一方、1%安となる場面もあった。中央銀行による景 気刺激策の効果をめぐる懸念が強まる中、経済データが予想を下回り始 めているため、ボラティリティは過去2カ月間に高まっている。この 日、西欧市場の主要株価指数の中では、ドイツのDAX指数とギリシャ のアテネ総合指数の下げが目立った。

バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラ ルフ・ツィマーマン氏は「戦術的な反発となったが、大半のリスクは依 然として下向きだ」とし、「中央銀行であれ石油輸出国機構 (OPEC)であれ政策担当者が注目されている。全てが世界景気にど のように影響するかに行き着くためだ。原油生産を単に凍結するだけ以 上のことが求められており、減産が必要だ」と語った。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がこの日発表した2月の 独景況感指数は2014年10月以来の低水準となったことを受け、ストック ス600指数は下げ幅を拡大した。昨年4月に付けた過去最高値から23% 下げており、指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は約14倍と なった。4月時点では17倍だった。

英銀スタンダードチャータードは5.3%下落。同行の投資判断をイ ンベステックが「買い」から「ホールド」に引き下げた。スイスの UBSグループは0.9%、独コメルツ銀行は2.2%それぞれ値下がり。ギ リシャのアルファ銀行は5.6%下落。

英鉱業・資源会社アングロ・アメリカンは一時の下げを解消 し、1.3%高で終了した。年末までに債務圧縮を進め、最大60億ドル相 当の資産を売却する方針を示した。

原題:Europe Stocks Halt Rally as Standard Chartered Leads Banks Lower(抜粋)

◎欧州債:スペイン国債、3日ぶり下落-ドーハ原油協議が期待届かず

16日の欧州債市場ではスペイン国債が3営業日ぶりに下落。サウジ アラビアとロシアの原油生産をめぐる協議が世界的な原油過剰改善につ ながるとの期待を裏切り、世界的に高リスク資産が売られた。

スペイン10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッ ド)は1週間ぶりの小幅から拡大に転じた。欧州株が下げ、原油相場は 一時の上げを消した。カタールのサダ・エネルギー・産業相は、サウジ とロシアが生産量を1月の水準で維持する合意は、他国の追随が前提だ と述べた。

ドイツ10年債も値下がり。欧州経済研究センター(ZEW)がこの 日発表した2月の独景況感指数は2014年10月以来の低水準となったもの の、相場上昇につながらなかった。

SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(フラ ンクフルト在勤)は「原油価格が今回の合意でいくらか安定化する可能 性はあるものの、市場のセンチメントはまだリスクオフが優勢で、質へ の逃避を促す環境にある」と発言。「依然として多くのリスクがある。 地政学的に関連したものだけでなく、中国や欧州の銀行セクターに関す る問題もそうだ」と語った。

ロンドン時間午後4時30分現在、スペイン10年債利回りは前日比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.76%。前日までの 2営業日で8bp下げていた。同国債(表面利率2.15%、2025年10月償 還)価格はこの日、0.53下げ103.465。独10年債とのスプレッドは150b pとなった。15日には140bpまで縮小していた。

ドイツ10年債利回りは前日比2bp上昇し0.26%。4bp上げる場 面もあった。

原題:Spanish Bonds Lead Euro-Area Drop as Qatar Oil Talks Fall Short(抜粋)

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