きょうの国内市況(2月16日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、原油や欧州銀行、円高懸念和らぐ-金融、ソフバンク上昇

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  東京株式相場は続伸。国際原油市況や欧州銀行の信用問題、為替の円高に対する懸念が引き続き和らいだほか、中国株の上昇も投資家心理にプラスに働いた。銀行や保険、証券株など金融セクターが買われ、不動産や鉄鋼、商社株も高い。大規模な自社株買いを行うソフトバンクグループはストップ高となった。

  TOPIXの終値は前日比4.78ポイント(0.4%)高の1297.01、日経平均株価は31円85銭(0.2%)高の1万6054円43銭。

  みずほ投信投資顧問の清水毅チーフストラテジストは、「マイナス金利による金融機関の収益悪化、欧州の金融システム不安などで過度な悲観がまん延していたが、そこまでではないと分かり、先週まで過度に売った修正が入っている」と言う。春節明け後の中国株も、「相当下がると思われていたが、それほどではなく、落ち着きを取り戻している」と話した。

  東証1部33業種は保険、不動産、鉄鋼、証券・商品先物取引、鉱業、銀行、情報・通信、卸売、その他金融など19業種が上昇。食料品や電気・ガス、陸運、水産・農林、空運、金属製品、建設など14業種は下落。東証1部の売買高は31億5864万株、売買代金は2兆8848億円。上昇銘柄数は965、下落は873。

  売買代金上位では、5000億円を上限に自社株買いを行うソフバンクが急騰。野村証券では巨額の自社株取得はサプライズで、株価に非常にポジティブなアクションと指摘した。三菱UFJフィナンシャル・グループやマツダ、三井不動産、日立製作所、シスメックス、楽天、JFEホールディングス、三菱重工業、東芝、ケネディクスも高い。半面、ファナックやファーストリテイリング、NTT、JT、オリエンタルランド、日本航空、JR東日本、電通は下げ、16年12月期営業利益計画が予想を下回ったキリンホールディングスも安い。

●債券は上昇、20年入札「強い結果」で買い優勢-日銀マイナス金利開始

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  債券相場は上昇。今日実施された20年債入札結果が市場予想を大幅に上回ったことを受けて、超長期ゾーンを中心に買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前日比12銭高の151円16銭で始まり、いったん151円02銭まで伸び悩んだ。すぐに水準を切り上げ、20年債入札結果発表後には一段高となり、151円44銭まで上昇。結局は35銭高の151円39銭で引けた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.08%で開始し、午後に入ると0.04%まで低下した。新発20年物の155回債利回りは0.5bp低い0.815%で開始し、20年入札後には0.745%まで水準を切り下げた。新発30年物の49回債利回りは9bp低い1.07%に大幅低下している。

  UBS証券の井川雄亮デスクストラテジストは、「20年債入札は強い結果だった。日銀が付利金利を20bp引き下げたにもかかわわらず、20年債利回りは10bp低下にとどまっていたことから、買いが入りやすかった。あらためて0.8%近辺で強い押し目需要があることが確認できた」と説明。「今後の短期金利市場や為替市場の状況にも左右されるが、20年債利回りは過去最低の0.705%まで低下する可能性はあるだろう」と述べた。

  財務省が午後発表した表面利率1.0%の20年利付国債(155回債)の入札結果によると、最低落札価格は103円55銭と市場予想を15銭上回った。小さければ好調さを示すテールは11銭と前回の7銭から拡大した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.50倍と、前回の3.49倍とほぼ横ばいだった。

●ドル・円は114円台半ば、リスク回避圧力緩和-当局の政策対応見極め

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=114円台半ばで推移。中国経済や原油相場の先行き懸念が緩和したことを背景にリスク回避の動きが後退し、円買い圧力が弱まった。

  午後3時40分現在のドル・円相場は114円56銭付近。日本株の反落スタートを受けて114円台前半まで水準を切り下げた後、株価の持ち直しを受けて一時は114円87銭と4営業日ぶりの水準までドル高・円安が進んだ。

  三菱UFJ信託銀行ファンド営業課課長の酒井聡彦氏は、中国の旧正月中にマーケットがいったんかなり下攻めをしていたが、月内に中国で開かれる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や3月には日欧の金融政策決定会合を控え、「政策当局者の対応がかなり注目されてくる」と指摘。当局の対応としては、「アセットマーケットの底割れはこのタイミングでは防ぎたいというのが主な趣旨だと思う。急V字回復するということも十分ある」とし、ドル・円は115円の攻防というのが一つのポイントになってくるとみる。

  前日の海外市場ではユーロが売られ、ユーロ・ドル相場は一時1ユーロ=1.1128ドルと、8日以来の水準までユーロ安が進行。同時刻現在は1.1156ドル付近で推移している。

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