米国債:下落、アップル起債に資金流れる-10年債利回り1.77%

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16日の米国債は下落。社債発行が相次ぎ、国債需要が押し下げられた。

  利回りは上昇。投資家はアップルやIBMといった企業の社債発行に備えた。アップルは120億ドル規模の社債を売り出した。今回の起債は9本で構成され、期間が最も長いものは30年債になる。

  ジェフリーズ・グループのマネーマーケット・エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「デュレーションに対して強い需要がある。需要の多くはこうした新しい社債を吸収することに集中するだろう」と述べた。

  世界的な金融市場の混乱を背景に、今年に入り比較的安全だとされる米国債の需要が押し上げられている。年初来の米国債は2.4%値上がりした。トレーダーは米金融当局が年内に利上げするとの見方を後退させている。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前営業日比2ベーシスポイント(bp、 1b p=0.01%)上昇して1.77%。同年債(表面利率1.625%、2026年2月償還)価格は 7/32安の98 21/32。

  過去2営業日で米国債の利回りは11bp上昇と、昨年12月14-15日以来で最も上げた。

  アップルのほかIBMは50億ドル規模の社債を発行。起債は5本で構成された。

  CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード)の政府債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は「今週は上げが行き過ぎたとの見方から、利回り上昇にバイアスがかかっている」と述べ、「高利回り高品質を求めて、米国債に資金を置いていた投資家がある程度いる可能性があり」、彼らは社債に関心を移すだろうと続けた。

   ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によれば、10年債利回りは年末までに2.46%に上昇すると予測されている。   

原題:Treasuries Fall as Apple Bond Sale Diverts Demand From U.S. Debt(抜粋)

(相場を更新し、第2段落を書き換え、第4段落を加え、第6段落以降を追加します.)
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