モビアス氏:香港上場の中国株に割安感、非合理的な市場反応で

  • H株は昨年5月から先週までで49%安、バリュエーションは低水準
  • 中国市場の反応はかなり激しい、ファンダメンタルズなおポジティブ

香港に上場している中国株の指標、ハンセン中国企業株(H株)指数が大きく下落する中、マーク・モビアス氏は同指数に投資妙味のある割安株が出てきたとみている。

  H株指数は昨年5月の高値から先週までで49%下げており、バリュエーション(株価評価)は記録的な低水準にある。中国の景気減速や政府による本土金融市場への強引な介入をめぐる懸念で、H株からの資金流出が加速した。

  40年余りにわたり新興国市場に投資しているフランクリン・リソーシズの運用マネジャー、モビアス氏は、「これまでの中国市場の反応は非合理的であり、かなり激しい。市場に影響を与える政府の行動から生じる懸念の広がりが背景にあるのだろう」と指摘。「中国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)はなおポジティブだ」と話した。

  モビアス氏はまた、「同市場には既に安値で銘柄を選定する機会が訪れている。パニック的な売りやボラティリティ(変動性)によって不当に扱われてきた銘柄だ」と説明したが、具体的な株式を挙げることは控えた。

原題:Mobius Says China’s Irrational Stock Market Is Creating Bargains(抜粋)

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