LMEニッケル:2カ月ぶり大幅上昇-中国人民銀総裁の発言を好感

  • LMEでは銅も値上がり、鉱山株も高い
  • 中国人民元は対ドルで2005年以来の大幅高

15日のロンドン金属取引所(LME)のニッケル相場は2カ月ぶりの大幅な上昇となり、金属の上げの中心となった。中国人民銀行(中央銀行)が人民元相場と経済の安定回復に向けた取り組みを強化したことが手掛かり。アングロ・アメリカンなどの鉱山株も上昇した。

  人民銀の周小川総裁は13日に中国誌の財新に掲載されたインタビューで、中国の国際収支は良好で資本流出は正常であり、通貨バスケットに対する為替レートは基本的に安定していると語った。元は対ドルで2005年以来の大幅高となった。

  中銀国際(BOCインターナショナル)の商品戦略責任者、シアオ・フー氏(ロンドン在勤)は電話取材で、「人民銀当局者のコメントが実際に地合いの安定化につながった」と指摘。「人民銀は市場との対話を一段と密にしようとし始めている。地合いの観点からすると、非鉄金属市場にとってプラスだ」と述べた。

  LMEのニッケル相場(3カ月物)はロンドン時間午後4時58分(日本時間16日午前1時58分)現在、前週末比5.5%高の1トン=8250ドル。一時、5.8%高を付けた。銅は1.4%高の4564ドル。鉛は取引途中で昨年7月以来の高値を付けたが、下落に転じた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の立会取引はプレジデンツデーの祝日のため休場。

  アングロ・アメリカンはロンドン市場で5.1%上昇し、昨年12月以来の高値で引けた。フリーポート・マクモランやグレンコアも高い。

原題:Metals Climb With Miners on China Central Bank Support for Yuan(抜粋)

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