中国:1月の輸出入減少、輸入低迷目立つ-貿易黒字は過去最大

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  • ドルベースの輸出は11.2%減、輸入は18.8%減
  • 輸入は1年3カ月連続の前年割れ

中国の輸出入は1月、共に前年割れとなった。特に輸入の落ち込みが大きく、世界一の貿易国である中国の貿易黒字は過去最大に膨らんだ。

  税関総署が15日発表した1月のドル建て貿易統計によれば、輸出は前年同月比11.2%減少。昨年12月は1.4%減だった。1月の輸入は18.8%減少し、1年3カ月連続で前年水準を割り込んだ。この結果、貿易黒字は過去最大の633億ドル(約7兆2100億円)となった。

  輸出の減少は昨年8月以降の人民元下落が中国製造業の持続的な競争力向上にいまだつながっていないことを示唆しており、主要な貿易相手国・地域との輸出入減少は貿易低迷が続いているとの懸念を引き起こす。ただ、今回の統計は中国の春節(旧正月)連休の時期や対香港貿易動向のぶれの影響を受けている可能性もある。

  AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者シェーン・オリバー氏(シドニー在勤)は「これらの数字を額面通りに受け止めれば、中国経済にとってマイナスの兆しだ」とした上で、「1月ごろの中国の経済指標は、春節の連休時期の前年とのずれで非常に変動が大きくなる傾向にある。また今回の統計は、12月のデータ値を押し上げた可能性のあるインボイス(送り状)水増しや偽装された資本流出の修正も反映しているかもしれない」と述べた。

原題:China Exports Drop in January as Trade Surplus Swells to Record(抜粋)

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