【個別銘柄】東京海上やブリヂスト高い、アルバック急伸、イオン安い

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15日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  東京海上ホールディングス(8766):前営業日比11%高の3723円。2015年4-12月期純利益は前年同期比16%減の1809億円だった。据え置いた通期計画(2200億円)に対する進ちょく率は82%に達した。ドイツ証券では政策株の売却が進み、資産運用損益が上振れし、大口ロスが少なかったことから進ちょく率が一気に上昇したとし、第3四半期決算はポジティブと評価した。同社株が大きく貢献し、保険業は東証1部業種別上昇率1位。

  T&Dホールディングス(8795):13%高の1152円。15年4-12月期純利益は前年同期比18%減の620億円だった。低金利により一時払い商品の販売を抑制・休止したことで保険料等収入が同22%減った。一方、年間配当予想は25円から30円に引き上げた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、決算内容は想定範囲だが、この時点で配当予想の増額を発表したことは経営陣の資本水準に対する自信の表れと評価した。

  ブリヂストン(5108):12%高の3984円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。天然ゴムと原油の価格下落メリットが北米市場を中心に顕在化する可能性が高いと指摘、16年12月期営業利益予想を5400億円から5450億円に増額修正した。新たな目標株価は4700円。

  住友ゴム工業(5110):18%高の1492円。15年12月期営業利益はその前の期に比べて11%減の771億円だった。16年12月期計画は3.8%増の800億円と、市場予想813億円を下回る。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、前期実績は暖冬を織り込んだ同証予想750億円を上回ったと指摘。今期計画は慎重なスタンスとの印象で、決算は全体として株価にポジティブとした。

  アルバック(6728):500円(21%)高の2861円とストップ高。16年6月期営業利益予想を145億円から前期比44%増の160億円に上方修正した。フラットパネルディスプレイ製造装置を中心に第2四半期実績が予想を上回ったことを反映した。

  三井不動産(8801):10%高の2501.5円。15年4-12月期営業利益は前年同期比20%増の1532億円だった。賃貸部門でのオフィスや商業施設の新規稼働や通期稼働効果、分譲部門の個人向け計上戸数増加などが貢献した。SMBC日興証券は賃貸と分譲事業がけん引して通期計画達成に向けて順調に推移しているとし、16年3月期営業利益は会社計画1950億円を上回る2050億円と予想。

  マツモトキヨシホールディングス(3088):12%高の5070円。15年4-12月期営業利益は前年同期比73%増の208億円となった。インバウンド需要拡大で医薬品や化粧品が好調だった。SMBC日興証券では実績が市場予想を超過達成し、株式市場でのインバウンド減速への懸念を払しょくする内容と評価した。

  イオン(8267):3.3%安の1393円。16年2月期営業利益予想を1750億円から前期比14%増の1610億円に下方修正した。暖冬の影響を受けた国内小売各社や、国際事業における第3四半期までの利益計画下振れを第4四半期で取り戻せないことが要因。市場予想は1746億円だった。

  ルネサスエレクトロニクス(6723):9.2%高の664円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。車載ビジネスのデザイン活動は19年度以降のモデルにシフトしているが、大型受注が続いているもようで中期成長の確信は高いと分析。円高を織り込み16年度も小幅減益を見込むものの、変革プランが終了する17年度以降は車載電装化とシェア拡大を背景に尻上がりの利益成長を予想した。目標株価は900円で据え置き。

  鹿島(1812):11%高の701円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を790円から940円に引き上げた。ゼネコン業界の事業環境改善を背景に、16年3月期営業利益予想を640億円から前期比6.6倍の840億円(会社計画570億円)、来期を760億から940億円へ上方修正した。

  楽天(4755):1.3%安の991円。15年12月期営業利益は前の期に比べて11%減の947億円だった。市場予想は1200億円。クレディ・スイス証券では、国内EC(電子商取引)の10-12月期営業利益は戦略変更の影響で前年同期比0.6%の伸びにとどまり、やや弱い印象と指摘した。

  山崎製パン(2212):10%安の2196円。子会社ヤマザキ・ナビスコのライセンス契約終了に伴い、8月末で「オレオ」「リッツ」などの製造を終了すると発表した。16年12月期営業利益計画は前期比11%増の300億円と、市場予想309億円を下回った。

  サントリー食品インターナショナル(2587):3.3%安の4745円。16年12月期営業利益計画は前期比2.2%減の900億円と、市場予想1008億円を下回った。970億円を予想していたクレディ・スイス証券では、期待値が比較的高い会社であるためネガティブな印象が強いと指摘した。

  ラオックス(8202):16%安の126円。16年12月期営業利益は前期比18%減の70億円の見込み。市場予想は111億円だった。

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