原油投機家、在庫高水準でも価格上昇見込むポジション増やす

  • ヘッジファンドの買いポジション、昨年6月以来の高水準:CFTC
  • シェブロンなど石油会社、現金確保のため支出減らす方針表明

原油在庫は86年ぶりの高水準に達し供給過剰懸念が続いているが、資産運用会社による価格回復を見込む買いポジションは増えている。

  原油価格が12年ぶりの安値に向かう中、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買いポジションは昨年6月以来の高水準に達した。先週のWTI先物は12日に12%上昇したにもかかわらず、週間ベースでは4.7%安の1バレル=29.44ドルで取引を終えた。

  シェブロンアナダルコ・ペトロリアムなどの石油会社は現金を確保するため支出を減らす方針を表明。IHSによれば、北米探査・生産会社44社の今年の設備投資計画は計780億ドル(約8兆8700億円)と、昨年の1010億ドルを下回る。

  プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)の市場担当シニアアナリスト、フィル・フリン氏は「相場は底入れしたと考える市場関係者が増えつつある。設備投資の削減が相次いで発表され、それが減産につながるとの認識が高まっている」と指摘した。
  
原題:Oil Speculators Shrug Off Huge Stockpiles to Bet on Price Climb(抜粋)

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