米国株(12日):反発、S&P500種は6日ぶり上昇-金融株高い

更新日時

12日の米国株は反発。S&P500種株価指数は昨年9月以来で最長の連続安を脱した。原油価格も持ち直し、1月の米小売売上高は3カ月連続の前月比プラスを記録した。

  この日は金融株や素材、エネルギー株が特に堅調だった。S&P500種は2%高の1864.78 。前日までは5日連続安。ダウ工業株30種平均はこの日、313.66ドル(2%)高の15973.84ドル。ナスダック100指数は1.4%上昇した。

  12日に発表された経済データのうち消費者マインド指数は4カ月ぶり低水準に落ち込んだ。株価下落や世界的な経済情勢の悪化が影響した。中国の景気減速や原油安、米金融当局による利上げペースなどあらゆる懸念が投資家のリスク資産回避をもたらし、前日の株価は世界的に下落していた。

  エドガー・ロマックスの投資事業バイスプレジデント、フィリップ・ティッツァー氏は「誰もが買いの好機を探している」と述べ、「今の価格に魅力を感じる投資家が手元資金を投資に回しているのだろう。原油が上昇している。これまで原油高に連動する株高を何度も目にしてきた」と続けた。

  週間ベースで米国株は0.8%安。前週に続く下げだった。15日の米金融市場はプレジデンツデーの祝日で休場となる。

  これまで米国株を押し下げてきた銀行株がこの日は買いを集めた。JPモルガン・チェースは8.3%上昇。ジェイミー・ダイモン会長兼最高経営責任者 (CEO)が2660万ドルを支払い自社株を購入したことが手掛かりとなった。バンク・オブ・アメリカやシティグループも値上がりした。

  カジノ運営会社ウィン・リゾーツは16%急伸。2015年10-12月(第4四半期)の利益はアナリスト予想を上回った。マカオでの事業は落ち込んだが、米ラスベガス事業が増収となり一部を補った。

  保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は4.9%高。同社は四半期増配と50億ドル規模の追加の自社株買いを発表した。 

  クーポン共同購入サイトを運営するグルーポンは29%の大幅上昇。四半期利益が予想を上回った。モバイル決済サービスのスクエアは7.9%高。

  四半期決算の発表も3分の2を過ぎた。これまで発表したS&P500種構成企業のうち約75%超で利益がアナリスト予想を上回ったが、売上高が予想を上回ったのは半分に満たない。アナリスト予想ではS&P500種採用企業の第4四半期利益は4.5%減と、1月15日時点の予想(7%減)からは上向いている。  

原題:Financial Shares Lead Rally in U.S. Stocks, Halting 5-Day Drop(抜粋)

(第3段落を追加し、第4段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE