中曽副総裁:最近の市場動揺、日銀は各国中銀と意思伝達を図っている

  • 過剰なリスク回避姿勢、背景には中国への不安と原油価格
  • 金利、「テクニカルには」マイナス幅の拡大は可能

日本銀行は最近の金融市場の動揺について各国の当局者らと意思伝達を図っていると、中曽宏副総裁が述べた。

  中曽副総裁は12日、ニューヨークのジャパンソサエティーで講演後の質疑応答で、手段はあると考えているが、それについては各国中央銀行と緊密に連絡を取り合う必要があり、日銀はこれまでと同様に各国中銀とさまざまな面で意見と情報を交換していると述べた。

  同副総裁はさらに、世界的に投資家が過剰なリスク回避の姿勢になっている背景として、中国経済の先行きに対する世界的な不透明感が原油価格の変動で増幅されている可能性があると分析。その上で、世界の金融市場の動きが日本経済とインフレにどのように影響していくのか、極めて注意深く見守っていくと述べた。

  円相場について副総裁は、急激なペースで上昇したと指摘した。円は2月に入って以降、4%近く上げている。

  中曽副総裁はこの日の講演で、必要があれば金融緩和の「量」・「質」をさらに拡大することも可能だと発言。その後の質疑応答で、マイナス金利をどこまで下げることが可能かという質問に対し、「テクニカルには」マイナス幅の拡大は可能だが、その程度については分からないと回答した。

原題:BOJ Talking With Global Peers Amid Latest Bout of Market Unrest(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE