欧州株(12日):3週ぶり大幅高-コメルツ銀やドイツ銀など銀行株高い

  • ストックス600指数の業種別指数全ての上昇率が1%超える
  • ユーロ圏のボラティリティ指数は低下

12日の欧州株式相場は上昇。銀行株や鉱業株、エネルギー銘柄が上げ、指標のストックス欧州600指数は3週間ぶりの大幅高となった。

  ドイツのコメルツ銀行は18%高と、09年以来の大幅高。昨年10-12月(第4四半期)の決算が黒字となったことを受けて、低金利環境の中で銀行が黒字を維持できないとの懸念が和らいだ。銀行株指数は前日に11年8月以来の大幅安となっていた。ドイツ銀行は12%上昇。合わせて約54億ドル相当の債券を買い戻す計画を発表。商品値上がりを背景に、エネルギー銘柄は08年以来の大幅上昇、鉱業株は09年以来の大きな上げとなった。

  ストックス600指数は前日比2.9%高の312.41で終了。前日は13年以来の安値を付けていた。ユーロ圏経済が昨年10-12月に成長の勢いを保ったことを経済統計が示したのも支援要因となった。域内成長率は0.3%と、エコノミスト予想に一致した。

  セブン・インベストメント・マネジメント(ロンドン)のインベストメントマネジャー、ベン・クマール氏は「リセッション(景気後退)や金融システム崩壊を市場が織り込んでいたのは正気の沙汰ではない」と指摘。「だが、これで株急落が終わったのだとは断言できない。強気だと最初に名乗りを上げたい者は今は誰1人としていない」と語った。

  ストックス600指数の今週の下落率は4.1%に縮小。この日の出来高は30日平均を約20%上回る水準だった。ユーロ圏の株価下落に備えるオプションの価格を反映するVストックス指数は昨年8月以来の高水準に達した後、6.8%低下した。

  銀行株価指数は5.6%上昇。これは12年以来の大幅高。モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは値下がりした数少ない銘柄の1つで、この日は5.2%下げて上場来安値を更新した。MSCIが同社のイタリア株価指数から除外したことが売り材料。

原題:Best Bank Rally Since ’12 Lifts Europe Stocks From Two-Year Low(抜粋)

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