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【個別銘柄】野村HDやソフバンク急落、ライオンやすかいらくは高い

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12日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  野村ホールディングス(8604):前営業日比9.2%安の446.6円。大和証券は10日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を870円から530円に下げた。収益環境の悪化を反映させ、同証による業績予想を下方修正した。2015年10ー12月期決算では、株式委託手数料や投信募集手数料など営業部門の落ち込んだと指摘。自社株取得の期待は残るが、中長期的な見通しは厳しいとみる。

  ソフトバンクグループ(9984):9.5%安の4164円。4-12月期営業利益は前年同期比18%増の8753億円だった、と10日に発表。孫正義社長は同日の記者会見で業績が低迷している米子会社のスプリントについて「反転の兆しが明確に見えてきた」と述べたが、市場では「回復が予想した通りにはいっていないのではないかという見方がある」(SBI証券の鈴木英之投資調査部長)。また、同氏は相場全体の弱さからも売りが先行しているともみる。

  日立製作所(6501):6.4%安の431円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を1350円から610円に下げた。事業構造改革の努力が業績拡大に結びついておらず、想定していたほどの成長性は期待できなくなったと判断した。コンセンサス経営によるスピード感の欠如、赤字になるまで撤退・リストラができない事業ポートフォリオ組み換えへの消極性などに懸念を示した。

  ライオン(4912):8.7%高の1059円。15年12月期の営業利益は従来計画を9.2%上回る164億円だった、と10日に発表。同時に16年12月期の年間配当予想を前期比1円増の11円とした。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、想定以上の利益成長に加え、記念配当を除き10年ぶりの増配発表で株主還元が改善し、ポジティブでサプライズ性があると評価した。  

  すかいらーく(3197):14%高の1454円。15年12月期営業利益は前の期比29%増の278億円だった、と10日に発表。また、16年12月期の年間配当予想を前期比5円増の38円とした。ゴールドマン・サックス証券では、前期営業利益は想定線だが株主還元の拡充などを評価。個人株主にとっては株価の下支えになるだろうと予想した。

  サッポロホールディングス(2501):4.4%高の520円。16年12月期営業利益は前期比51%増の211億円を見込む、と10日に発表した。市場予想は188億円。ブランド強化に向けた積極投資で主力の国内酒類事業は増収増益を見込む。国際事業では北米のビール売上高の増加などを想定した。

  THK(6481):3%高の1791円。16年3月期営業利益計画を210億円から218億円に上方修正した。輸送用機器関連事業の拡大を目的にTRW Automotiveから譲り受けた欧米4社を新たに連結に加えた。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「売り」から「中立」に上げた。目標株価を1900円から1850円に下げたものの、同社株は昨年12月7日以来30%下落しており、新目標株価への乖離(かいり)率はプラス6%とプラス圏にあることを勘案した。

  川崎重工業(7012):8.1%安の274円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は10日付で投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。1ドル=120円から115円への為替前提の変更や需要環境の悪化などから、過去最高益更新を継続するとみていた17年3月期予想を減益に下方修正、目標株価を670円から380円に下げた。

  カルソニックカンセイ(7248):18%安の699円。15年4-12月期営業利益は前年同期比33%増の257億円だった、と10日に発表した。ゴールドマン・サックス証券はアジア収益が下振れたことが主因となり、10-12月期営業利益は87億円と同証予想95億円を下回ったと指摘。今期の会社計画達成は可能とみるが、過去4年にわたり大幅改善が続いていた北米収益は、日産自動車の生産動向を勘案すると17年3月期にかけてさらなる大幅上振れは期待しにくいとみる。投資判断「売り」を継続。  

  旭ダイヤモンド工業(6140):18%安の891円。15年4-12月期営業利益は前年同期比6.8%減の39億3700万円だった、と10日に発表した。主要顧客の電子・半導体業界向け関連工具の販売で、液晶・サファイヤ向けが大きく減少した。

  DMG森精機(6141):15%安の828円。10日発表した16年12月期営業利益計画は250億円と、市場予想の385億円を下回った。

  関西ペイント(4613):12%安の1488円。15年4-12月期の連結営業利益は前年同期比19%増の253億円だった、と10日に発表。通期計画は385億円を据え置いた。SMBC日興証券では、円高・新興国通貨安と低調な自動車生産によるアジアグループ会社の落ち込みなどから、通期計画は未達の公算が大きいとの見方を維持。今期以降の業績予想を減額し、目標株価を2150円から1930円に引き下げた。

  前田建設工業(1824):3.8%高の712円。10日午前に16年3月期営業利益予想を従来の100億円から前期比46%増の160億円に上方修正するとともに、年間配当予想も従来の9円から11円に引き上げた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では第2四半期から第3四半期にかけて建築マージンが大きく改善しているとして、ポジティブな印象と評価。

  大気社(1979):6.5%高の2550円。16年3月期営業利益計画を97億円から前期比34%増の116億円に上方修正する、と10日に発表した。市場予想は105億円だった。産業空調分野の工事量増加やコスト削減が寄与する。

  サンリオ(8136):14%安の2072円。15年4-12月期営業利益は前年同期比25%減の104億円だった、と10日に発表。ゴールドマン・サックス証券では、欧米苦戦を日本やアジアでの好調が相殺できず、10-12月期は同41%減の32億円と同証予想の45億円を下回ったと指摘。第
4四半期も同様の傾向を織り込み、目標株価を2600円から2400円に引き下げた。

  ラウンドワン(4680):5.4%高の587円。15年4-12月期営業利益は前年同期比28%減の24億9300万円だった、と10日に発表した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はコストが想定以下で、同証予想20億円を上回りポジティブな印象と評価。足元の月次売上高伸び率も改善傾向にあるとみる。

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