米マイランの株価、2000年以来の大幅安-ミエダ買収合意を嫌気

  • 買収額は現金と株式合わせて約8100億円、92%のプレミアム
  • 世界的な株安の中、マイラン株は前日比18%安で終了

11日の米株式市場で医薬品メーカーのマイランは2000年以来の大幅な下落。スウェーデンの同業ミエダを現金と株式約72億ドル(約8100億円)で買収することで合意したとの発表が嫌気された。実現すればミエダが手掛ける特殊医薬品と欧州事業が手に入るが、支払われるプレミアムは、医薬品業界で買収規模が50億ドルを超える案件では過去最大級となる。

  マイランの株価は前日比18%安の41.42ドルで終了。世界的な株安が進行する中、ナスダック総合指数の構成銘柄で下落率上位に入った。買収額は1株当たり165スウェーデン・クローナ(約2200円)と、ミエダ株の10日終値の86.05クローナを92%上回るだけでなく、上場来高値の150.80クローナよりも高い水準。マイランが10日発表した2015年10-12月(第4四半期)利益はアナリスト予想を下回った

  カウエン・グループのアナリスト、ケン・カチャトーレ氏は顧客向けリポートで「同社は引き続き富を破壊するような決定を行っているようだ」と指摘。「ここ1年半で行われた選択の一部はわれわれには全く理解できない。今回のミエダ買収提案にも戦略的な根拠が少しはあるかもしれないものの、他の選択肢と比較すると、支払われる金額にほとんど納得できない」と述べた。

  ミエダの株価はストックホルム市場で急騰し、一時75%高の151クローナを付けた。発表前の段階で、ミエダの時価総額は約37億ドルだった。

原題:Mylan Drops Most Since 2000 on ‘Wealth-Destroying’ Meda Deal (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE