市場ボラティリティへの中国の対応、MSCI指数組み入れに悪影響も

  • MSCIの指数管理調査グローバル責任者リーブリッヒ氏が指摘
  • 投資家の見解がA株組み入れ是非の最終判断に影響する可能性

MSCIによれば、中国本土の株式・為替市場でのボラティリティ(変動性)への当局の対応が、同社が提供している世界的な株価指数に人民元建てA株を組み入れるかどうかの判断に影響を与える可能性がある。

  中国市場での最近の混乱や景気減速の悪化懸念はMSCIが独自に下す評価には一切関係ないが、中国政府がこれまで行ってきた対応が数多くの国際的な株価指数への組み入れに影響するかもしれない。

  MSCIの指数管理調査グローバル責任者セバスティアン・リーブリッヒ氏は11日の電話インタビューで、機関投資家から方針変更について否定的な見解が出されれば、6月に見込まれるこの問題での最終判断に影響を及ぼす可能性があるとの認識を示した。

  「われわれが本当に見ているのは、市場とその市場へのアクセスのしやすさの構造的な要素だ。投資世界全般に特定の市場を含めるかどうかを決める際、市場のボラティリティは考慮していない」と説明した上で、「国際的な投資家がわれわれの所にやって来て『だめだ。政府の行動の仕方が全くばかげており、そんなものは欲しくはない』と伝えたとすれば、仕分けにマイナスと見なされるかもしれない」と述べた。

  中国政府は昨年半ば以降の本土株下落に歯止めをかけようと、空売りの制限や大株主の株式売却禁止など前例のない措置を打ち出し、海外投資家から批判を浴びている。

原題:China’s Handling of Market Volatility May Thwart MSCI Inclusion(抜粋)

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