麻生財務相:必要に応じて適切に対応していく-円相場急上昇で

麻生太郎財務相は12日午前の閣議後会見で、為替相場が11日、一時110円99銭と、日本銀行が追加緩和に踏み切った2014年10月末以来の水準まで円高が進行したことを受け、「急激な相場の変動は望ましくない。必要に応じて適切に対応していく」と急激な円高をけん制した。為替介入の可能性については「コメントしない」と明言を避けた。

  財務相は「最近の為替市場でかなり荒い値動きが見られている。引き続き為替市場の動向を緊張感を持って注視していく」と述べるとともに、今月26、27両日に上海で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で「昨今の金融市場の状況を踏まえた政策協調について検討を進めていきたい」と語った。

  株式や債券市場も含めた不安定な動きに対しては「市場の動向を注意深く見ている。世界的にリスク回避の動きが金融市場で広がっている」としながらも、「日本経済のファンダメンタルズは極めてしっかりしている。このところの市場の心理は悲観的に過ぎる。政府としては市場の動向に右往左往しない」と強調した。

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