米クアルコム、企業買収に意欲-投資家向け説明会で表明

  • 2015年の半導体メーカー買収合戦では傍観姿勢を取っていた
  • バランスシートには約3兆3700億円の現金および流動資産

携帯端末向け半導体メーカー最大手の米クアルコムは、スマートフォン市場における同社のポジションを強化し、新たな市場への参入を加速するため、他社の買収や技術の取得に向けより積極的に資金を投入する用意があると表明した。

  同社のスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)は11日、「今の業界環境で優位性を発揮できるようバランスシートの状態を維持する。業界は統合の方向にあり、合理化が進む市場の幾つかに参加する機会があると考えている」と、サンディエゴ本社で行われた投資家向け説明会で明らかにした。

  2015年は他の半導体メーカー同士の活発な買収で過去最大の業界統合の年となったが、クアルコムはほとんど傍観者の姿勢を取った。同社の15年10-12月期末時点での現金およびそれに準じる流動資産は約300億ドル(約3兆3700億円)。収益の伸びが止まっている同社は、自社株買い戻しやその他の株主還元策に軸足を置いていた。

  同社株価は2015年に33%下落。11日のニューヨーク市場での取引は、一時42.24ドルまで下げた後に値を戻し、前日とほとんど変わらずの43ドルで終了した。
原題:Qualcomm Signals More Appetite for Mergers and Acquisitions (2)(抜粋)

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