世界の株価が弱気相場入り-MSCI指数が最高値から20%下落

更新日時
  • 銀行株に幅広い売り、原油相場低迷でクレジット市場不安定化を懸念
  • 2011年の欧州ソブリン債危機以降で最も強いリスクオフ姿勢

MSCIオールカントリー世界指数は11日に1.3%下落し、2015年5月の過去最高値からの下げ幅が20%を超えて弱気相場入りした。2011年の欧州ソブリン債危機以降で最もリスクオフ姿勢が強まっている。

  世界的な株価下落はエネルギー株の下落で始まり、この日は銀行株が幅広く売られて下げを拡大した。全ての業種が昨年の最高値から下落しており、金融株は25%超、エネルギー・資源株は30%の大幅安を演じている。

  日本からドイツ、米国に至る株売りで過去100年で指折りの株高局面が崩れた。特に米国ではナスダック総合指数が昨年7月以来18%下落し、S&P500種株価指数は弱気相場入りまで約125ポイントに迫った。原油相場低迷でクレジット市場が不安定になり銀行は損失を抱えるとの懸念が広がり、投資家は守りに走っている。

  ホワイトボックス・アドバイザーズの株式責任者、ポール・カロス氏は「非常に心配だ」と述べ、今年に入り企業業績に疑念が浮上しており、以前と同じような確信が持てないと指摘した。

  世界の株式相場が現状のように不安定な動きになったのは過去7年で1回だけで、11年5月から10月にMSCIオールカントリー世界指数は24%強下落した。
  

原題:Bear Market Descends on Global Stocks as Banks Join Oil in Rout(抜粋)

(3段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE