信用リスクが世界的に上昇-FRB議長の発言で成長懸念が拡大

  • 米企業のデフォルトに備える社債保証コストは約4年ぶり高水準に
  • 欧州企業の社債に連動するCDSの指標も2013年以来の高水準

11日のクレジット市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が世界的な成長減速にあらためて懸念を表明した後、世界的に信用リスクが上昇した。

  株式など金融市場の相場下落が米経済見通しを下押しする可能性があるとのイエレンFRB議長の発言を受け、米企業のデフォルト(債務不履行)に備える社債保証コストは約4年ぶり高水準となった。欧州企業の社債に連動するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の指標も、ドイツ銀行が個人向け銀行部門のドイツ・ポストバンク関連で追加損失を計上する可能性があると明らかにしたことや、ソシエテ・ジェネラルの昨年10-12月(第4四半期)決算で利益が市場予想を下回ったことが響き、2013年以来の高水準に達した。

  ブルームバーグの集計データによれば、マークイットCDX北米投資適格級指数のスプレッドは、一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して128bpとなった。ジャンク級指数も14bp上昇し、12年以来の高水準である590bpに達した。マークイットiTraxx欧州指数は7bp上昇の124bpと、13年6月以来の高水準。ジャンク級銘柄で構成する指数は23bp上昇の476bp。

原題:Global Credit Risk Rises as Yellen Comments Fan Growth Concerns(抜粋)

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