欧州債(11日):ドイツ国債が上昇、8年物まで利回りマイナスに

  • HSBCは独10年債利回りが6月に0.05%付けると予想
  • ポルトガル国債は下落、イタリアとスペイン債も値下がり

11日の欧州債市場ではドイツ国債が値上がり。利回りは8年物までマイナスとなり、過去最低を更新した。

  2014年に米10年債利回りの低下を正確に言い当てたHSBCホールディングスの債券調査責任者、スティーブン・メージャー氏は、独10年債利回りが6月にもゼロに接近、昨年4月17日に付けた過去最低の0.049%に迫る0.05%まで低下するとみている。

  ただし、今年4-6月の独10年債利回りの見通しについてブルームバーグがまとめたアナリスト26人の予想中央値は0.74%。HSBCよりも強気なのは1社しかおらず、利回り上昇を見込む向きが多い。

  ブルームバーグのテレビインタビューに応じたメージャー氏は「利回りは上昇するのではなく、低下する。だが、今のペースはやや正気の沙汰ではないので緩やかになるはずだ」と発言。「弊社では予測をいくつか変更し、独10年債利回りの予測は0.05%に引き下げた。ほぼゼロだ」と続けた。

  ロンドン時間午後4時24分現在、独10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.17%。一時は0.13%と、昨年4月23日以来の低水準を付けた。2026年2月償還債(表面利率0.5%)の価格は0.68上げ103.23となった。

  独2年債利回りはマイナス0.557、同5年債利回りはマイナス0.359で、いずれも過去最低に沈んだ。

  一方、周辺国の国債利回りは上昇し、ポルトガル10年債利回りは14年3月以来の4.5%突破。同年限の独国債との利回り格差は13年11月以来の大きさに広がった。

原題:HSBC Sees ‘Crazy’ Rally Sending Germany’s Bund Yield to 0.05%(抜粋)

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