欧州株(11日):再び下げる、ソシエテ安い-中銀措置の効果に疑念

  • 銀行株は1営業日としては2011年8月以来の大幅安
  • 貴金属高でランドゴールドやフレスニーヨが買われる

11日の欧州株式相場は再び下落し、前日の8営業日ぶりの上昇は持続しなかった。指標のストックス欧州600指数は2013年9月以来の安値に沈んだ。

  ストックス600指数は前日比3.7%安の303.58で終了。これは昨年8月以来の大幅下落で、570余りの銘柄が値下がりした。ソシエテ・ジェネラルやリオ・ティント、チューリッヒ・インシュアランス・グループの決算が予想を下回る内容で、世界的な景気減速を食い止めるのに中央銀行は力不足との懸念が強まった。原油一段安でエネルギー銘柄は下げ幅を広げた。

  ロバート・W・ベアード(ロンドン)の株式担当副会長を務めるパトリック・スペンサー氏は「毎日押し寄せる波に流されるような状況では、強気姿勢を維持するのは難しい」とし、「弱気なセンチメントが非常に強く、クレジットスプレッドは急拡大、ドイツ銀行や偶発転換社債(CoCo債)をめぐる懸念がある中では、こうした勢いは強まるばかりだ。資本は豊富でも恐怖感が大変に大きい。人間の感情が作用している」と語った。

  ストックス600指数の年初来の下落率は17%に上り、9日には13年10月以来となる安値をつけていた。今週これまでだけでも6.9%下げ、指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は13.4倍となった。昨年4月は17倍を超えていた。

  ブルームバーグがカバーする93の株価指数のうち、年初来下落率が最も大きい10指数の半分を西欧の指数が占める。ドイツのDAX指数は19%、イタリアのFTSE・MIB指数は26%それぞれ下げている。

  全ての業種別指数が今年これまでに下げており、中でも銀行株が29%安と最もきつい値下がり。失望を誘う決算内容に加え、不良債権や信用力への懸念が売り材料。銀行株はこの日は6.3%安と、下げ幅は11年以後で最大となった。

  ソシエテ・ジェネラルは13%下落。昨年10-12月(第4四半期)利益がアナリスト予想を下回った。投資銀行部門が減益となったほか、訴訟費用発生に備えた引当金を計上した。 イタリアとギリシャの銀行株の下げが目立った。ドイツ銀行は6%余り、クレディ・スイス・グループは8.4%それぞれ下げた。スタンダードチャータードは5.1%安で、少なくとも1998年以来の安値を付けた。

  リオ・ティントは3.4%下落。 同社は増配政策を放棄し、新たなコスト削減策を打ち出した。鉱業株は1月20日から2月5日までの間に18%値を戻したものの、今週は3日連続で下げている。一方、貴金属相場の上昇を背景に、ランドゴールド・リソーシズとフレスニーヨが大幅高となった。

原題:Europe Stocks Deepen Rout as Societe Generale Leads Bank Selloff(抜粋)

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