「地震」活用するヘッジファンド、投信マンのビル・ミラー氏が開始へ

投資家から資金を集めようとする時、運用会社は「ヘッジファンド」という言葉と「地震」という言葉を一緒には使いたがらないものだ。しかし、奇抜な投資手法で知られるビル・ミラー氏は、地震のような天災を予測するコンピューターモデルに部分的に基づいて売買するヘッジファンドを開始しようとしている。

  「セイスミック(地震性の)・バリュー・パートナーズ1」という名前のファンドは、ミラー氏にとって初のヘッジファンドだ。レッグ・メイソンで数十年にわたり投資信託を運用してきた同氏は先月、ヘッジファンド運営会社のミラー・バリュー・パートナーズを設立する認可を米証券取引委員会(SEC)から得た。

  同氏はビジネスマンのほか技術者や数学者、科学者が経営する米オープンハザーズ・グループから、コンピューターモデルのライセンス供与を受ける。地震が起きる確率予想の計算を、株式相場が暴落する確率の予測に応用するというものだ。

  このモデルが成功すればミラー氏は、リセッション(景気後退)時に金融株を抱え過ぎていたため被ったような大規模損失を回避できることになる。同氏のレッグ・メイソン・バリュー・トラストは2008年に55%のマイナスとなり、15年連続でS&P500種株価指数のパフォーマンスを上回っていたミラー氏は評判を落とした。

原題:Bill Miller’s a Hedge-Fund Guy Now With a Funky Model to Try Out(抜粋)

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