中国とインドの今年の金需要は増加する見込み、資産保全で-WGC

  • 昨年の個人の金需要、中国とインドが全世界の半分余り占める
  • 景気減速や株価急落で金が人気化、堅調な実需継続へ

個人の金購入が世界最大の中国とインドでは今年、金の宝飾品や地金、金貨などの需要が高まりそうな様子だ。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が11日発表の四半期報告で、株式相場のボラティリティや景気懸念から資産保全として金の魅力が強まっていると指摘した。

  インド担当マネジングディレクターのP・Rソマスンダラム氏は報告書発表前にムンバイから電話で回答し、「世界の株式市場はやや混乱した状態にあるため、金は非常に有効な資産保全の手段になっている」と指摘。「中国とインドの個人が実際に金地金や金貨の購入を進めている」と述べた。

  WGCによれば、昨年の個人の金需要では両国が全世界の半分余りを占めた。今年の金相場は1980年以降で最良のスタート。世界の株式相場が年初来で10%下げたほか、中国の景気減速で安全資産を求める動きが強まったことが背景にある。

  昨年10-12月(第4四半期)の金地金と金貨の需要は、世界最大の市場である中国で前年同期比25%増と急拡大。通年では21%増えた。人民元安が大きく作用したという。銀行や金業者は堅調な実需が続くことを確信していると、WGCは伝えた。中国の昨年の個人総需要は984.5トン、インドは848.9トンだった。

原題:Gold’s Biggest Consumers Seen Buying More as World Markets Slide(抜粋)

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