欧州マーケットサマリー:株が反落、ドイツ債は値上がり

更新日時

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1327   1.1292
ドル/円            112.22   113.35
ユーロ/円          127.11   128.00


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  303.58    -11.61    -3.7%
英FT100     5,536.97   -135.33   -2.4%
独DAX      8,752.87   -264.42   -2.9%
仏CAC40    3,896.71   -164.49   -4.1%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .54%        -.03
独国債10年物     .19%        -.05
英国債10年物     1.30%       -.11


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,241.00    +51.00   +4.11%
原油 北海ブレント         30.28      -.56    -1.82%

◎欧州株:再び下げる、ソシエテ安い-中銀措置の効果に疑念

11日の欧州株式相場は再び下落し、前日の8営業日ぶりの上昇は持 続しなかった。指標のストックス欧州600指数は2013年9月以来の安値 に沈んだ。

ストックス600指数は前日比3.7%安の303.58で終了。これは昨年8 月以来の大幅下落で、570余りの銘柄が値下がりした。ソシエテ・ジェ ネラルやリオ・ティント、チューリッヒ・インシュアランス・グループ の決算が予想を下回る内容で、世界的な景気減速を食い止めるのに中央 銀行は力不足との懸念が強まった。原油一段安でエネルギー銘柄は下げ 幅を広げた。

ロバート・W・ベアード(ロンドン)の株式担当副会長を務めるパ トリック・スペンサー氏は「毎日押し寄せる波に流されるような状況で は、強気姿勢を維持するのは難しい」とし、「弱気なセンチメントが非 常に強く、クレジットスプレッドは急拡大、ドイツ銀行や偶発転換社債 (CoCo債)をめぐる懸念がある中では、こうした勢いは強まるばか りだ。資本は豊富でも恐怖感が大変に大きい。人間の感情が作用してい る」と語った。

ストックス600指数の年初来の下落率は17%に上り、9日には13 年10月以来となる安値をつけていた。今週これまでだけでも6.9%下 げ、指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は13.4倍となった。 昨年4月は17倍を超えていた。

ブルームバーグがカバーする93の株価指数のうち、年初来下落率が 最も大きい10指数の半分を西欧の指数が占める。ドイツのDAX指数 は19%、イタリアのFTSE・MIB指数は26%それぞれ下げている。

全ての業種別指数が今年これまでに下げており、中でも銀行株 が29%安と最もきつい値下がり。失望を誘う決算内容に加え、不良債権 や信用力への懸念が売り材料。銀行株はこの日は6.3%安と、下げ幅 は11年以後で最大となった。

ソシエテ・ジェネラルは13%下落。昨年10-12月(第4四半期)利 益がアナリスト予想を下回った。投資銀行部門が減益となったほか、訴 訟費用発生に備えた引当金を計上した。 イタリアとギリシャの銀行株 の下げが目立った。ドイツ銀行は6%余り、クレディ・スイス・グルー プは8.4%それぞれ下げた。スタンダードチャータードは5.1%安で、少 なくとも1998年以来の安値を付けた。

リオ・ティントは3.4%下落。 同社は増配政策を放棄し、新たなコ スト削減策を打ち出した。鉱業株は1月20日から2月5日までの間 に18%値を戻したものの、今週は3日連続で下げている。一方、貴金属 相場の上昇を背景に、ランドゴールド・リソーシズとフレスニーヨが大 幅高となった。

原題:Europe Stocks Deepen Rout as Societe Generale Leads Bank Selloff(抜粋)

◎欧州債:ドイツ国債が上昇、8年物まで利回りマイナスに

11日の欧州債市場ではドイツ国債が値上がり。利回りは8年物まで マイナスとなり、過去最低を更新した。

2014年に米10年債利回りの低下を正確に言い当てたHSBCホール ディングスの債券調査責任者、スティーブン・メージャー氏は、独10年 債利回りが6月にもゼロに接近、昨年4月17日に付けた過去最低 の0.049%に迫る0.05%まで低下するとみている。

ただし、今年4-6月の独10年債利回りの見通しについてブルーム バーグがまとめたアナリスト26人の予想中央値は0.74%。HSBCより も強気なのは1社しかおらず、利回り上昇を見込む向きが多い。

ブルームバーグのテレビインタビューに応じたメージャー氏は「利 回りは上昇するのではなく、低下する。だが、今のペースはやや正気の 沙汰ではないので緩やかになるはずだ」と発言。「弊社では予測をいく つか変更し、独10年債利回りの予測は0.05%に引き下げた。ほぼゼロ だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時24分現在、独10年債利回りは前日比7ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.17%。一時は0.13%と、 昨年4月23日以来の低水準を付けた。2026年2月償還債(表面利 率0.5%)の価格は0.68上げ103.23となった。

独2年債利回りはマイナス0.557、同5年債利回りはマイナス0.359 で、いずれも過去最低に沈んだ。

一方、周辺国の国債利回りは上昇し、ポルトガル10年債利回りは14 年3月以来の4.5%突破。同年限の独国債との利回り格差は13年11月以 来の大きさに広がった。

原題:HSBC Sees ‘Crazy’ Rally Sending Germany’s Bund Yield to

0.05%(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE