欧州債:イタリア債が反発、投資家は再びECB追加緩和に期待

10日の欧州債市場ではイタリア10年国債が5営業日ぶりに上昇。利回りを3カ月ぶり高水準に押しあげていた銀行不安が和らいだ。

  スペイン10年債も値上がりし、ドイツ債に対する上乗せ利回り(スプレッド)はここ2週間で最も縮んだ。一方で、ポルトガル10年債は5営業日続落。クーレ理事ら欧州中央銀行(ECB)の当局者らはこのところ、3月の定例政策委員会で現在の緩和プログラムが十分かどうかを検証する方針を示している。

  BNPパリバ(パリ)のシニア債券ストラテジスト、パトリック・ジャック氏は「ECBが3月に利下げだけでなく、資産購入絡みも含め何らかの決定をする必要があるのは明らかなようだ。これで特に周辺国債が幾分支えられている」と指摘。その上で、「安定化の兆しはあるが、非常にもろいままだ」と付け加えた。

  ロンドン時間午後4時9分現在、イタリア10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.64%。同国債(表面利率2%、2025年12月償還)価格は0.39上げ103.30。利回りは前日1.77%に上昇し、昨年11月9日以来の高水準となっていた。

  スペイン10年債利回りは3bp低下の1.72%。ドイツ債とのスプレッドは148bpに縮まった。ポルトガル10年債利回りは4bp上昇して3.71%。前日は一時、14年以来の高水準となる3.73%に達していた。ドイツ10年債利回りは1bp上昇の0.25%.

原題:Italian Bonds Bounce Back as Investors Look to ECB Stimulus(抜粋)

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