米シアーズは小売りチェーンとして「存続できない」-エバーコア

  • 来年には現金不足に陥るとエバーコアISIが指摘
  • 11-1月の業績見通し発表を受け、株価は一時8.9%下落

著名なヘッジファンド運用者のエディー・ランパート氏が率いる米百貨店チェーン運営会社、シアーズ・ホールディングスは「現在の形態ではもはや小売業として存続できない」とのアナリストらの指摘を受け、9日の株価は大幅下落した。

  エバーコアISIのアナリスト、グレッグ・メリック氏とマット・マギンレー氏は共同執筆したリポートで、現金減少と粗利益率の縮小により、赤字の同社は今年、負債をさらに増やす必要がある、と指摘した。メリック氏によると、仮に2016年を切り抜けても、シアーズは翌年に、何らかの行動が必要な現金不足という「より大きな流動性の危機」に直面する。エバーコアISIは、シアーズをリサーチ対象にしている数少ない1社で、投資判断は「セル」。

  シアーズは9日、11-1月(第4四半期)の利払い・税引き・償却前の調整後損益が5000万ドルから1億ドル(約57億円から115億円)の赤字になると発表した。前年は1億2500万ドルの黒字。

  9日のニューヨーク市場の同社株価は8.8%余り下落、2015年8月3日以来の安値となる15.25ドルで終了した。昨年は1年間で32%、14年は11%値下がりした。

  エバーコアISIのリポートに対し、シアーズの広報担当者、ハワード・リーフス氏は、同社は業績好転に向かっており、財務上の全ての義務を満たすだろうと指摘、「シアーズ・ホールディングスには引き続き変革を賄うことのできる財務的柔軟性がある」と電子メールで説明した。

原題:One of Last Analysts Covering Sears Says Chain Isn’t Viable (1)(抜粋)

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