米株市場でバリュエーション懸念高まる-割高なナスダック銘柄が下落

  • 9日の米株式市場でフェイスブックやアマゾンが値下がり
  • ナスダック総合指数は3日続落し、2014年10月以来の安値

先週以前の段階では、バリュエーション(株価評価)が米国株にとって差し迫った懸案事項であるとは言い難かったかもしれない。特に2015年の米株市場が一握りの株価収益率(PER)3桁の割高銘柄に押し上げられていた面もあるためだ。だが、そうした状況は変わりつつある。

  9日の米国株式市場では昨年大きく値上がりしていたフェイスブックやアマゾン・ドット・コムなどが下落。ナスダック総合指数は3営業日続落し、2014年10月以来の安値となった。PERが高い銘柄とモメンタム株が再び大きく売り込まれており、強気相場の原動力が失速する事態となっている。

  ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートの世界株式戦略共同責任者、ショーン・リンチ氏は、「相場に亀裂が入り、経済に対する懸念が高まる時は常に、確実にバリュエーションへの注目が若干高まる」と指摘した。

  9日は中国や原油、企業利益の伸びなどいつもの下落要因がセンチメントの重しとなったものの、かつて相場をけん引していた銘柄が急反転しているため、投資家の間では果たして安全な銘柄があるのかとの疑問が広がっている。

原題:Valuation Scare in Nasdaq Arrives at Wrong Time for U.S. Bulls(抜粋)

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