日産自:10-12月の純利益は大幅増益-市場予想を上回る

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日産自動車が発表した昨年10ー12月の純利益は大幅増益となり、市場予想を上回った。北米を中心に販売が拡大したほか、コスト管理の徹底を進めた。

  10日の決算資料によると、10ー12月の純利益は前年同期比25%増の1272億円だった。売上高は同2.2%増の3兆98億円、営業利益が同23%増の1926億円。ブルームバーグが集計したアナリスト8人の純利益予想の平均は1206億円。

  10ー12月の世界小売り販売は前年同期比1.7%増の127万5000台となった。日本や欧州で落ち込んだが、北米で12%増となったほか、アジアも拡大して全体をけん引した。

  今期(2016年3月期)業績予想は据え置いた。今期の為替前提も、対ドルで119.4円、対ユーロで132.6円を継続する。

  タカタ製エアバッグ搭載車のリコール問題に関連して、日産の田川丈二常務は決算会見で、それを含めて品質関連費用に関する引当金に現時点で分かる範囲で全て計上しているとし、今期は第3四半期(昨年末)までに「非常に大きな追加はない」と話した。

  日本銀行がマイナス金利政策を決めたことについて、田川氏は、中央銀行がデフレ脱却に強い意思を持って対応してることを「好意的にとらえて、好循環の波を支えるべく、われわれも活動したい」と語った。

  日産・ルノー連合はロシアのアフトワズを含めた昨年の世界販売が前年比約1%増の約853万台になったと4日に発表。このうち日産が同2.1%増の約542万台を販売した。日産の販売のうち、高級車ブランド「インフィニティ」は同16%増の21万5250台だった。

  国内大手自動車メーカーの決算では、ホンダが1月29日に発表し、10ー12月の純利益が大幅減益となった。トヨタ自動車は2月5日に発表し、今期純利益予想を引き上げた。日産株の10日終値は前日比1.8%安の985.3円で、年初来では23%の下落となっている。

(発表情報の詳細や会見コメントを追加.)
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