米国株:下落、ナスダック総合指数は弱気相場入り目前に

更新日時

9日の米国株は下落。S&P500種株価指数は2014年4月以来の低水準付近で推移している。ナスダック総合指数は弱気相場入りが目前だ。この日はエネルギー株やテクノロジー株が特に売られた。

  ナスダックは3日間の下げが昨年8月以来で最大となり、同指数は一時、弱気相場入り1%以内に迫った。テクノロジー株や消費者関連、ヘルスケア関連、鉱工業銘柄は終日もみ合いが続いた。素材株は上昇。ドル下落が影響した。エネルギー株は原油安が嫌気され、売られた。

  S&P500種株価指数は0.1%安の1852.21。ナスダック総合指数は0.4%安。ダウ工業株30種平均は12.67ドル安の16014.38ドル。

  パイオニア・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャ ー、ジョン・キャリー氏(ボストン在勤)は「弱気派と強気派の間でもみ合っている」と述べ、「一部の投資家は一時的な下げであり、市場は若干先走りしている可能性があるとみている。つまり、景気に大きな問題はなく、今は買いの好機だと受け止めている。その一方で、別の市場参加者は数カ月間先の景気の落ち込みが示唆されていると考えている」と続けた。

  最近の株安では銀行株やテクノロジー株の売りが目立っている。この日のナスダック総合指数は昨年7月の最高値から約18%下落し弱気相場に迫った後、一時上げに転じた場面もあった。

  世界的に株価が弱気相場に迫っている中で、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は2.1%上昇の26.54。一時は9%上昇し、5カ月ぶり高水準をつけた。VIXは過去3日間で20%上昇した。

  S&P500種産業別10指数のうちエネルギー株や通信株、テクノロジー株が売られた。一方、素材株やヘルスケア関連株は値上がりした。

  テクノロジー銘柄ではIBMやオラクルが大幅下落。フェイスブックやグーグル親会社のアルファベットはほぼ変わらずだった。

  S&P500種銀行株価指数は昨年7月のピークから25%超下落し、2013年10月以来の低水準となっている。同指数を構成する17銘柄のうち9銘柄は年初から20%以上値下がりしている。

原題:U.S. Stocks Slip, Nasdaq Composite Edges Closer to Bear Market(抜粋)

(第2段落を書き換え、第5段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE