欧州株:ストックス600指数、2013年以来の安値-銀行株に売り

9日の欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が7営業日続落。銀行株指数は2012年以来の安値まで沈んだ。世界的な株安が収まる兆しは見られない。

  ギリシャのユーロバンク・エルガシアスが12%急落するなど、銀行株が総じて値下がり。下降局面を十分に乗り切る体力が銀行にあるのか懸念が強まり、銀行債を保証するコストが上昇した。クレディ・スイス・グループは8.4%安。スイス国立銀行(中央銀行)のヨルダン総裁が中銀預金金利について、マイナス0.75%の「現水準よりも下がる」可能性はあるとベルンで述べたことが嫌気された。ドイツ銀行は一時の上げを消し4.3%安と、1992年以来の安値で引けた。利払いのための十分な資金があると表明したものの、株価下落の流れを変えられなかった。

  ストックス600指数は前日比1.6%安の309.39で終了。これは2013年10月以来の安値で、いわゆる「売られ過ぎ」の水準となった。この日の出来高は30日平均を52%上回る水準。ギリシャのアテネ総合指数は少なくとも1989年以来の安値まで沈んだ。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「ボラティリティが極めて高くなっている」とし、「投資家らは手持ち資金を増やし、買う機会が到来しないか注意深く見守る必要がある。テクニカル的に相場が上昇しても再び下げに容易に転じる可能性があり、すぐに落ち着く状況ではなさそうだ」と語った。

  コメルツ銀行は4.4%下げ、2013年7月以来の安値を付けた。スウェーデンのスウェドバンクは5.7%値下がり。ミケル・ウルフ最高経営責任者(CEO)が退任した。一方、スベンスカ・ハンデルスバンケンは1.6%上昇。第4四半期が35%増益となったことが買い材料。

  業種別19指数の中では、資源銘柄が最もきつい値下がり。ゴールドマン・サックス・グループが最近の株価上昇は正当化できないと指摘した。アルセロール・ミタルは11%の大幅安。アングロ・アメリカンも11%急落した。

原題:European Stocks Retreat to Lowest Since 2013 as Banks Tumble(抜粋)
SNB Hasn’t Yet Reached Rock Bottom on Deposit Rate, Jordan Says(抜粋)

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