仏サノフィ:16年利益、ほぼ変わらずの見通し-「ランタス」に陰り

  • 10-12月の「ランタス」の売上高は減少-欧州での競争などが響く
  • 10-12月の利益はアナリスト予想を上回った

フランス最大の製薬会社サノフィは、今年の利益がほぼ横ばいとの見通しを示した。新製品の需要が同社で最も売れ筋のインスリン製剤「ランタス」の売り上げ減少を補うと見込まれている。

  9日の電子メールの発表によると、同社が事業純利益と呼ぶ一部費用と為替の影響を除いた1株利益は2016年に「おおむね安定的」に推移する見通し。15年10ー12月(第4四半期)の利益はアナリスト予想を上回ったものの、「ランタス」の売上高は予想に届かなかった。

  昨年4月に就任したオリビエ・ブランディクール最高経営責任者(CEO)は15億ユーロ(約1930億円)を削減する方針を表明。ランタスに陰りが出る中で20年まで成長維持を目指す。昨年10ー12月の「ランタス」の売上高は13%減の15億4000万ユーロ。米国での価格圧力や欧州での競争が響き、アナリスト9人の予想平均(16億7000万ユーロ)も下回った。同社は先週、フランスで600人を削減する計画を発表した。

  10ー12月の事業純利益は17億1000万ユーロ(1株当たり1.31ユーロ)と、前年同期の18億3000万ユーロ(同1.39ユーロ)から減少。ブルームバーグがまとめたアナリスト14人の予想平均(1.28ユーロ)は上回った。売上高は2.3%増の92億8000万ユーロ。

原題:Sanofi Says Profit Won’t Grow as Bestseller Lantus Fades (1)(抜粋)

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