米タイソンCEOにウォール街からファンレター-戦略的な改革を評価

  • タイソン株は2営業日続伸-同社は5日に通期利益予想を引き上げた
  • 2014年のヒルシャー・ブランズの買収が奏功している

米食肉加工最大手のタイソン・フーズのドニー・スミス最高経営責任者(CEO) は、同社の戦略的な改革が奏功し始める中、大半の企業CEOにとっては夢のような高い評価をウォール街から受けている。

  8日の米株式市場でタイソン株は5.4%高の60.16ドルと、上場来高値で終了。値上がり率はS&P500種株価指数の構成銘柄で2位となった。同社株は前営業日の5日にも大幅上昇していた。タイソンは同日に2016年通期の利益見通しを引き上げた。15年10ー12月(第4四半期)の利益も市場予想を上回った。

  飼料コスト低下が後押しした一面があるものの、同社の予想を上回る業績に貢献したのはどんな追い風よりも経営陣だと、商品ヘッジファンド、オスプレー・マネジメント(ニューヨーク)の創業者、ドワイト・アンダーソン氏が5日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。 

  ピボタル・リサーチ・グループのアナリスト、ティム・レイミー氏(ニューヨーク在勤) は8日のリポートで、同社の変革は「スミス氏が就任した当時の戦略を考えると、実に見事だ」と指摘した。BBTキャピタル・マーケッツのブレット・ハンドリー氏は電話取材に対し「われわれはドニー・スミス氏の大ファンだ」と述べた。

  スミスCEOは14年のヒルシャー・ブランズの買収の立役者となった。買収によりソーセージの「ジミー・ディーン」などの商品を加えて利益率が高めの加工食品部門を強化する一方で、より不安定なコモディティ食肉事業への依存を減らした。

原題:Tyson Foods CEO Gets Wall Street Fan Mail After Turnaround (1)(抜粋)

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