日本の社債保証コストも上昇、2年半ぶり高水準-世界同時株安で

  • CDS急上昇は「ファンダメンタルズと関係ない」と大和証の藤岡氏
  • 9日の東京市場は株安・円高が進み、長期金利は初のゼロ%に

日経平均が800円超も下落するなど世界同時株安が進む中、欧米に続き日本でも社債リスク指標のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が悪化している。

  日本企業50社のCDSを指数化したiTraxx日本指数は9日、4ベーシスポイント(bp、0.01%)上昇し、13年8月以来の高水準。前日8日の海外市場でも欧州指数は11bp上昇、北米指数は2012年6月以降で最高の121bpまで上昇していた。

  8日の欧米金融市場では、リスク回避の動きが強まり、S&P500種株価指数が1年10カ月ぶりの安値を記録し、ストックス欧州600指数も14年以来の安値を付けたほか、ドイツ国債は急伸。これを受けた9日の東京市場は株価が急落したのに加え、長期金利が史上初めてゼロ%まで低下、円高も進行した。

  大和証券の藤岡宏明シニアクレジットアナリストは、世界的な株安の中で「債券やCDSがある程度は動くのは納得できる」と指摘。ただ、グローバルで見て2日間で10~20bp拡大するのは「金融危機の時しかあり得ず、今はそうではない」とし、経済の「ファンダメンタルズとは関係ない」と述べた。

  BNPパリバ証券のチーフクレジットアナリストの中空麻奈氏は、中国経済への懸念や米利上げ、原油下落などを材料にして「グローバルクレジットマーケットは不透明感からワイドニングしている」と述べた。

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