麻生財務相:「足もとの市場は荒い」、よく注視していく-為替相場

麻生太郎財務相は閣議後の記者会見で9日、海外市場でリスク回避の動きから全面高になった円相場について「荒い動きがみられている」として、動向を注視する姿勢を示した。

  ドル・円相場について麻生財務相は「足もとの市場の動きは荒い動きがみられているのははっきりしている」と述べた。その上で「引き続き為替市場の動きをよく注視していきたい」と語った。ニューヨーク外国為替市場で8日、世界経済の底堅さについて不安が強まり安全な逃避先として円の需要が強まった。円は一時1ドル=115円18銭と2014年11月12日以来の高値を付けた。東京市場での為替相場は円高が一段と進んで、一時1ドル=114円台に突入した。

  為替については石原伸晃経済再生相も閣議後会見で、一般論として円安で設備投資が進むのは日本経済にプラスと前置きした上で「そうではない状態が出てきていることの原因を考えると、外的な要因が主なものではないか」と述べた。要因としては原油安や中国経済減速を挙げた。急速な円高を受けてこの日の日本株は急落、日経平均株価の下げ幅は700円を超えた。

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