世界的不安が流動性低いギリシャ資産を直撃-株価は90年以来の安値

  • ギリシャ10年債の利回りも10%を突破した
  • 投資家がリスク資産を敬遠する中でギリシャの銀行株が急落した

世界的な相場急落が深刻さを増す状況で、ギリシャの資産が再び最も打撃を受けている。

  ギリシャの株価は1990年以来の安値に落ち込み、代表的な株価指数で見た年初来の下落率が再び最も大きくなった。ギリシャ債相場の下げもユーロ圏で最大となり、2番に悪い国と比較すると下落ペースは3倍余りに達する。10年債の利回りは61ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、10.18%となった。昨年末時点は8.29 %だった。

  グローバル市場の動揺をめぐる不安が拡大し、ギリシャの救済プログラムの審査が立ち往生する中で、投資家はリスクが高いと見なされる資産を手放している。ギリシャの銀行は株式時価総額のほとんどが既に失われているが、株価は8日にさらに24%急落し、下落率は昨年8月以来で最大となった。

  パンテラキス・セキュリティーズの株式セールスディレクター、ヨルゴス・アタナサキス氏は「国際的な不安が非常に流動性の低い市場を直撃し、債券利回りの急上昇がこれに追い打ちを掛けた。ギリシャ政府の支援協議がさらに長引けば、銀行と経済そのものが打撃を受けるリスクが存在する」と指摘した。

  ギリシャ株式市場の指標となるASE指数は7.9%安。主要銀行のユーロバンク・エルガシアスとピレウス銀行、ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)はいずれも27%超える急落となった。ブルームバーグがフォローする世界の株式市場の93の指標の中で、ASE指数は年初来で26%安とパフォーマンスが最も悪く、ストックス欧州600指数の倍の下落率となっている。

原題:Traders Going for Exit Target Greece as Stocks Hit 1990 Low (2)(抜粋)

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