クレジット市場のリスク、4年ぶり高水準に急上昇-世界的相場急落で

  • 「市場の集団的な不安心理が1つの理由から他の理由に傾いている」
  • 中国と原油相場の後、金融も矢面に立たされている

クレジット市場が世界的な急落に見舞われ企業のデフォルト(債務不履行)に備える社債保証料が約4年ぶりの高水準に達した。投資家が世界経済減速に対して一段と神経質になっていることが背景にある。

  米国では投資適格級企業125社の社債に連動するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の指標のマークイットCDX北米投資適格級指数のスプレッドがニューヨーク時間午後1時16分(日本時間9日午前3時16分)現在、6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)強上昇し121.2bpと、2012年6月以来の高水準。欧州でも同様の指標が13年6月以来の水準に跳ね上がった。

  金融市場でストレスの兆候が強まっている。欧州株は6営業日連続で下落し、欧州の銀行や保険会社の優先債の保証コストは13年3月以来見られなかった水準に上昇した。ニューヨーク原油相場は3営業日続落となり、1バレル=30ドルを割り込んだ。新興国の減速で世界経済への懸念が深まっている。

  ECMアセット・マネジメントのロンドン在勤債券トレーダー、ポール・スーター氏は「市場の集団的な不安心理が1つの理由から他の理由に傾いている」と指摘。「中国と原油相場の後、金融も矢面に立たされている。隠れる場所はない」と述べた。

  マークイットCDX北米指数によると、米国で最も信用リスクが高まった投資適格級セクターは金融とエネルギー。高利回りセクターでは、エネルギーと通信、ヘルスケア。欧州では、銀行と保険を中心に社債保証コストが13年以来の高水準に押し上げられた。
  
原題:Credit Market Risk Surges to Four-Year High Amid Global Selloff(抜粋)

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