欧州株:ストックス600、大幅下落-ギリシャ株は1990年来の安値

  • 幅広い売り浴びせで、指数を構成する600銘柄中586銘柄が値下がり
  • 西欧の主要株価指数全てが下落、DAX指数は2014年以来の安値

8日の欧州株式相場は約1年ぶりの安値となった。景気回復の力強さをめぐる懸念から売りが膨んだ。この日の西欧市場では、ギリシャ株の下落率が最も大きかった。

  指標のストックス欧州600指数は前週末比3.5%安の314.36で終了。ギリシャのアテネ総合指数は7.9%下げ、1990年以来の安値まで沈んだ。ギリシャの銀行株は過去最安値を更新し、域内全体の銀行株指数は2012年以来の低水準を付けた。

  主要株価指数は全て下落し、イタリアとスペインでは4%強の下げ。ドイツのDAX指数は3.3%安と、14年以来の安値となった。コメルツ銀行は9.5%急落。同行の投資判断をキーフ・ブルュイエット・アンド・ウッズ(KBW)が売りに引き下げた。

  投資運用会社プライム・パートナーズ(ジュネーブ)のフランソワ・サバリー最高投資責任者(CIO)は「投資家は世界の景気について判断できない。だが、リセッションとデフレのリスクは高まっている」とし、「バリュエーションがこれまでに大きく下がり、企業業績もそれほど悪くないというのでは十分ではない。センチメントがかなり弱く、見通しも現在は良くない。これが投資家には恐ろしい」と語った。

  ストックス600指数を構成する業種別19指数が全て下げる中、建設関連銘柄と銀行銘柄が特に大きく値下がりした。ギリシャのユーロバンク・エルガシアスとアルファ銀行を中心に下げ、銀行株指数は12年以来の安値を付けた。

  ストックス600指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は現在13.8倍と、15年4月に付けた過去最高を約21%下回っている。

原題:European Stocks Tumble as Greek Shares Fall to Lowest Since 1990(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE