エナジー・トランスファーが急落-CFO交代で買収計画を疑問視

更新日時
  • 買収合意しているウィリアムズの株価も大幅安
  • 顧客のチェサピーク・エナジーに関する報道も嫌気

8日の米株式市場で、パイプライン運営のエナジー・トランスファー・エクイティ(ETE)が急落し、前営業日比42%安で終了した。アナリストらによると、同業ウィリアムズ・カンパニーズを買収する計画の先行きが不透明になる中で、最高財務責任者(CFO)の交代を5日に発表したことで投資家の懸念が強まった。

  終値は4.05ドルと2009年以来の安値。ウィリアムズの株価は35%安の11.16ドルと、これも09年以来の安値を付けた。

  5日の米証券取引委員会(SEC)への届出書によると、ETEのジェイミー・ウェルチCFOが退任し、関連会社エナジー・トランスファー・パートナーズ(ETP)のトーマス・ロングCFOが後任となる。ウェルチ氏は13年にETEのCFOに就任。ウィリアムズ買収に関する昨年9月28日の投資家向け電話会議では中心的役割を果たしていた。

  ETEは8日の資料で、CFO交代は「ETEや関連会社の会計・財務に関する意見の相違によるものではない」と説明した。同社は液化ガス輸出プロジェクトでコンサルタントの役割をウェルチ氏に担ってもらうことについて同氏と協議中。

  ロバート・W・ベアードのアナリスト、イーサン・ベラミー氏は「ウェルチ氏退任をめぐる透明性の欠如は、特に合併を控えた中では明らかにマイナスだ。市場は不透明な点を好意的に解釈するようなムードにはない」と述べた。

  ETEの広報担当ビッキー・アンダーソン・グラナド氏は8日、コメントを控えた。ウィリアムズの広報担当トム・ドロージ氏はウェルチ氏退任や身売り計画の状況について発言を控えた。

  ウィリアムズの顧客である米天然ガス掘削会社チェサピーク・エナジーが債務再編に向け法律事務所を起用したとの8日の報道も重しとなった。チェサピークは同日、破産法の適用申請を目指す計画はないとコメントした。

原題:Energy Transfer Tumbles as Chief Financial Officer Replaced (3)(抜粋)

(株価を更新し、アナリストのコメントなどを追加します.)
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