きょうの国内市況(2月8日):株式、債券、為替市場

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●日本株は5日ぶり反発、続落反動で内需中心見直し-円安推移にも安心

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  東京株式相場は5営業日ぶりに反発。直近で大きく続落した反動から見直しの買いが入った上、為替の円安推移も投資家心理にプラスに働いた。中国株が春節で休場期間に入り、米国の大統領選候補者を決める予備選も控え、売り仕掛けも出にくかった。建設や情報・通信、パルプ・紙、倉庫、サービス株など内需セクターが上げ、海運株も高い。

  TOPIXの終値は前週末比11.44ポイント(0.8%)高の1380.41、日経平均株価は184円71銭(1.1%)高の1万7004円30銭。

  ビスタマックス・ファンド・アドバイザーズの藤原正邦代表取締役は、「4日間下落しており、リズムとしていったん反動が出るタイミングだった。ひどくネガティブな材料もなく、ポジティブな材料もない。海外投資家が時期的に売り切ったか否かの問題」と指摘した。下落傾向の続く原油価格については、「売り込みづらくはなっている。1バレル=20ドル台までいくとは思っておらず、戻ってきてもおかしくはない」と話した。

  東証1部33業種は紙パや建設、通信、海運、化学、倉庫・運輸、電気・ガス、サービス、医薬品、小売など24業種が上昇。ガラス・土石製品、非鉄金属、証券・商品先物取引、石油・石炭製品、精密機器、保険など9業種は下落。東証1部の売買高は27億3803万株、売買代金は2兆5992億円。上昇銘柄数は1464、下落407。

  売買代金上位では、決算内容についてSMBC日興証券がポジティブと指摘したディー・エヌ・エーは急伸。ファナックやNTT、KDDI、武田薬品工業、大和ハウス工業、オリエンタルランド、ローソン、三菱自動車、JPモルガン証券が投資判断を上げたキッコーマンは高い。半面、マッコーリー証券が投資判断を下げた住友金属鉱山、16年12月期の利益計画が市場予想を下回った旭硝子が大幅安。日立製作所や日本電産、野村ホールディングス、オリンパスも売られ、個別では16年3月期業績計画を減額したDOWAホールディングスの下げが際立った。

●長期金利が上昇、日銀オペ見送りや明日の30年入札警戒-スピード調整

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  債券相場は反落し、長期金利は過去最低水準から0.045%まで上昇した。日本銀行が今日の金融調節で長期国債買い入れオペを見送ったことや、明日の30年国債入札に対する警戒感などを背景に売りが優勢だった。市場参加者からは、最近の急激な金利低下の反動との見方が出ていた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.02%で開始。5日に付けた過去最低に並んだ。直後から上昇し、一時は0.045%まで水準を切り上げた。その後は0.04%に戻している。

  JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、「債券市場は足元の金利低下のスピード調整で利回りが上昇。10年債利回りは目線が徐々に0.05%で定まりつつある」と指摘。「今週は米国でも入札ラッシュがあり、グローバルに債券相場の上値が重くなりそうなことも、円債の重荷になっているかもしれない」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前週末比16銭高の151円56銭で開始。いったん151円60銭を付けた後、下げに転じた。午後に入ると一段安となり、151円17銭まで下落。取引終盤にかけて下げ幅を縮め、結局は9銭安の151円31銭で引けた。

●ドル・円は117円台前半、米利上げ期待が支え-FRB議長証言見極め

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=117円台前半で推移。失業率の低下や賃金の伸びを背景に米利上げ期待がくすぶり、ドルが底堅い展開となった。

  午後3時15分現在のドル・円相場は117円37銭付近。ドルは朝方に付けた116円80銭を下値に、午後の取引で日本株の上昇に連れて一時117円49銭と2営業日ぶりの高値を付けた。前週末の海外市場では一時116円30銭と、1月20日以来の水準までドル安・円高が進んでいた。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、米雇用統計を受けて、「フェデラルファンド(FF)金利先物で6月以降の利上げ織り込みが上昇するなど、先週見られた弱い米指標とハト派な米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言を受けたドル売りに一巡感がある」と指摘。また、円要因でも「ドル・円の116円割れでは政府サイドからのけん制に対する警戒があり、円買いを進めづらい」と言う。

  ユーロ・ドル相場は前週末に一時1ユーロ=1.1246ドルと、昨年10月以来の水準までユーロ高・ドル安が進行。その後はドルが値を戻す展開となり、この日の東京市場では1.11ドル台前半で推移している。

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