仏カジノ:タイのビッグC株売却へ、債務を削減-空売り投資家が攻撃

  • タイ一の富豪がカジノからビッグC株を取得することで合意
  • カジノは債務削減目標を超えることさえできると強く確信-CFO

仏小売りカジノ・ギシャール・ペラションは、タイのスーパーマーケットチェーン、ビッグCスーパーセンターの株式を31億ユーロ(約4050億円)で売却することで合意した。債務削減が狙い。空売り投資家のカーソン・ブロック氏はカジノが債務を過小評価したとして同社の会計処理方法を攻撃していた。

   カジノの7日の電子メールでの発表によると、タイ一の富豪、チャルーン・シリワタナパクディー氏が経営権を握るTCCホールディングが1株当たり252.88バーツ(約834円)でビッグCの経営権を取得することで合意。取得価格はビッグCの2月5日の終値を11%上回り、カジノがビッグC株の売却方針を表明する直前である1月14日の株価に28%上乗せした水準。

  売却によりカジノの債務は半減するほか、年内に資産売却を通じて40億ユーロを調達する目標に向けて順調に進むと、アントワーヌ・ジスカールデスタン最高財務責任者(CFO)が指摘。同CFOは電話インタビューで、同社が「債務削減計画を完全に実施できるだけではなく、その目標を超えることさえできると強く確信している」と述べた。

  ブロック氏率いるマディ・ウォーターズは、カジノが財務操作をして中核事業の急速な悪化を隠しているほか、同社の「危険なほど」高い債務負担をスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が過小評価していると主張。カジノは同社の財務構造が強固だとしてこれらの主張を否定し、マディ・ウォーターズに対して法的措置を取る可能性に言及している。

原題:Casino Sells Thai Grocer Big C for $3.5 Billion to Cut Debt (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE