原油のポジション、過去最高に増加-投機家が市場の行方めぐり大乱戦

  • ヘッジファンドの売りポジションと買いポジション、計49万7280枚に
  • 米指標原油WTIは過去3週間、各営業日の変動幅が1%を上回る

資産運用各社は原油価格の行方について異なる見方をしているかもしれないが、ポジションは一段と増やそうとしている。

  原油のポジションは米商品先物取引委員会(CFTC)がデータ集計を開始した2006年以降で最高にまで増加。投機家による米指標原油ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の先物とオプションの売りポジションと買いポジションの合計は2日終了週に49万7280枚に達した。

  WTI価格は過去3週間、各営業日の変動幅が1%を上回っている。米原油在庫は約85年ぶりの高水準に達し、ベネズエラは原油価格下落に歯止めをかけるため、石油輸出国機構(OPEC)と他の原油輸出国との協力を呼び掛けている。価格下落によりロイヤル・ダッチ・シェルとシェブロンの利益が減少し、エクソンモービルの掘削予算は10年ぶりの低水準に落ち込んだ。

  エネルギーに重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「これは、双方の強い確信を反映している。価格が底入れしたと考える市場関係者と、さらに下落余地があると考えている者との大乱戦が起きている」と指摘した。

原題:Oil Bets Rise to Record as Speculators Battle Over Market Course(抜粋)

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