金属の強気派、10カ月で最長の相場上昇の恩恵享受-ドル下落で

  • ファンドによる金や銅、銀の買い越しが増加
  • 鉱業株の時価総額、先週ほぼ4.4兆円相当拡大

投資家らは1カ月前には金属価格の下落を予想していたが、上昇を見込む投資を再び増やしている。                  

  世界的な景気減速で米国の経済成長が冷え込み、米金融当局者らは再度の利上げを先送りするとの観測が強まっている。同観測を受けてドル相場は下落し、代替投資先としての金属の需要が高まった。金と銀の価格上昇を見込む投機家の買い越しは増加し、銅に対する弱気な見方も後退した。

  金と銅相場は週間ベースで3週連続で値上がりしており、少なくとも昨年4月半ば以降で最長の上昇を示している。80銘柄で構成するブルームバーグ世界鉱業株指数は先週、週間ベースで8%上げ、指数を構成する鉱山会社の時価総額は計380億ドル(約4兆4000億円)余り増加した。金属価格は昨年、供給過剰と投資意欲の減退により年間ベースで下落していた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が5日発表したデータによれば、資産運用会社による金や銀、銅の買越残高は2日終了週に69%増え4万729枚。わずか2週間前には1万6487枚の売り越しだった。

原題:Metal Bulls Savor Longest Rally in 10 Months on Feeble Dollar(抜粋)

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