安保理、北朝鮮ロケット発射で非難声明-制裁決議を迅速に採択へ

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  • ベネズエラ国連大使:新たな決議は数日中に準備が整う可能性ある
  • 米韓両国:ミサイル迎撃システムの韓国配備に向け協議開始

国連安全保障理事会は7日に緊急会合を開き、北朝鮮の長距離ロケット発射を非難する声明を採択、新たな厳しい制裁を盛り込んだ決議を迅速に採択すると表明した。また米韓両国はこの日、ミサイル迎撃システムの韓国配備に向けた協議を開始すると表明した。

  安保理議長を務めるベネズエラのラミレス国連大使は記者団に対し、新たな決議は数日中に準備が整う可能性があると語った。一方、ロシアのチュルキン大使は幾つかの点で見解が一致せず、まだ合意には至っていないと語った。

  4回目の核実験から約1カ月で北朝鮮が強行した今回のロケット発射により、米国の圧力や国連安保理がこの10年間に採択してきた制裁決議でも北朝鮮の核兵器開発の抑制には限定的な効果しかないことが浮き彫りとなった。国連制裁強化を主張するオバマ米政権は中国の抵抗に遭ってきた。中国は米韓両国が協議を開始する地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」が自国のミサイルに対しても利用されるのではないかと警戒している。

  米国のパワー国連大使は金正恩第1書記の予想を超える厳しい制裁を安保理は策定する必要があると発言した。

  米韓両国は共同声明で、THAADを配備した場合、北朝鮮向けにしか使用しないと表明した。しかし英王立国際問題研究所のアジアプログラム責任者、ジョン・ニルソンライト氏はTHAADが脅威ではないと中国を納得させるのは難しいと指摘。「このような配備に道を開けば、中国のミサイル能力の脆弱(ぜいじゃく)性増大を狙ったミサイル防衛能力拡大の口実ではないかと中国政府は懸念するだろう」と説明した。 

原題:UN Readies Sanctions on North Korea as Missile Defense Discussed(抜粋)
UN Security Council ‘Strongly Condemns’ N.Korea Rocket Launch(抜粋)

(背景などを追加して更新します.)
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