金持ちは既にロボ・アドバイザーとお付き合い-銀行は慌てふためく

  • シュワブのサービス利用客の約15%が100万ドル以上の資金の持ち主
  • モルガンS、ウェルズ・ファーゴ、BOAも自動サービス計画

富裕層顧客がロボットアドバイザーと付き合うのを銀行は見てしまった。これが銀行が先を争って自行独自の自動投資アドバイスを今年導入しようとしている一つの理由だと、コンサルティング会社アクセンチュアのマネジングディレクター、ケンドラ・トンプソン氏が述べた。

  同氏によると、コンピューターを活用する運用助言のロボ・アドバイザーで先駆的なウェルスフロントベターメントのほか、大手投資信託会社などが提供するサービスを利用しているのは今やミレニアル(1980-2000年ごろに生まれた世代)や小口投資家ばかりではない。独立系証券会社のチャールズ・シュワブの自動ポートフォリオ口座の約15%で、預かり資産の残高は100万ドル(約1億1700万円)以上だという。

  トンプソン氏はインタビューで、「本物のマネーが動いている。今までよりはるかに大きなポートフォリオを持つ人々が実験している。資金の一部を移してロボ・アドバイザーを試している」と語った。

  低価格のサービスが普及するのに伴い、モルガン・スタンレーやバンク・オブ・アメリカ(BOA)、ウェルズ・ファーゴなど伝統的な証券会社は顧客に課す手数料を正当化するのが難しくなっている。合わせて約4万6000人の人間のアドバイザーを抱えるこれら銀行は、従業員向けに人工知能(AI)に基づいたツールの開発を進めるとともに、セルフサービスの選択肢も顧客に提供して対応していくだろうとトンプソン氏が述べた。

原題:The Rich Are Already Using Robo-Advisers, and That Scares Banks(抜粋)

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