ブラジル株(5日):反落、予想外の物価上昇で懸念増大-鉄鋼は高い

5日のブラジル株式市場で、指標のボベスパ指数は3日ぶりに反落。発表された物価統計を受け、中流層が景気拡大期に築いた資産の多くがインフレで目減りするとの懸念が広がった。

  ボベスパ指数は前日比0.6%安の40592.09で終了した。クレジットカード決済処理会社シエロが6%安。ブラジルの1月の消費者物価指数は市場予想に反して伸びが加速し、約12年ぶりの大幅上昇となった。利益が市場予想に届かなかった衣料小売りロジャス・レナーは5.6%下げ、昨年10月以来の大幅安。

  鉄鋼株は買われた。ジェルダウが1.7%高。ナシオナル製鉄(コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル、CSN)は5.3%上昇した。中国政府が鉄鋼生産能力削減の概要を示したことで、世界的な供給過剰が緩和されるとの見方が手掛かりとなった。

  証券会社レローザ・インベスチメントスのアナリスト、ビトール・スザキ氏は「中国政府の発表が鉄鋼業界にやや安心感をもたらし、鉄鋼株は世界的に持ち直しつつある」と述べた。

原題:Brazilian Stocks Decline as Inflation Outweighs Steelmaker Rally(抜粋)

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