米国株(5日):テクノロジー株大幅安-高バリュエーションに売り

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5日の米株式市場ではテクノロジー株が大幅安。ナスダック総合指数は2014年10月以来の水準に下げた。

  1月の雇用統計が発表されたこの日の米国株市場では、高バリュエーション銘柄の一角が売りを浴びた。ナスダック・インターネット指数は5.2%下落。フェイスブックは5.8%下げた。タブロー・ソフトウエアはライセンス収入が市場予想を下回ったことが嫌気され、49%を超える急落。これを受けてセールスフォース・ドット・コムなどのデータ分析関連の銘柄も連れ安となった。リンクトインは44%安。2016年の売上高見通しが市場予想を下回った。

  ナスダック100指数は前日比3.4%安の4024.47で、昨年8月以来の安値。S&P500種株価指数は1.9%安の1880.05。ダウ工業株30種平均は1.3%下げて16204.97ドル。

  ウィリアムズ・キャピタル・グループ(ニューヨーク)のプリンシパル兼株式トレーダー責任者、スティーブン・カール氏は「投資家はさらなる損失を食い止めようとテクノロジー大手や大型株を売っている。それがきょう下げた主な理由だ」と分析。「経済指標は強弱まちまちだった。やや軟調な展開で始まったが、その後下げ足を速め、新安値を付ける展開となった。週末を控えて利益確定の動きも広がった」と続けた。

  1月の雇用統計では雇用の伸びがより持続可能なペースに落ち着いたことが示されたほか、失業率は約8年ぶりの低水準となり、労働市場の底堅さが示唆された。雇用の伸びは市場予想を下回ったものの、これは大半において、昨年11、12月の季節的要因に伴う一時的な雇用増加の反動が影響した。時給の伸びは予想を上回った。

  S&P500種の情報技術株指数は3.4%安。ここ4日間で3回目の下げとなった。タブローの急落を手掛かりに他のソフトウエアメーカーにも売りが広がり、セールスフォースは約13%安。アドビ・システムズやレッド・ハットも大きく下げた。

  マトリックス・アセット・アドバイザーズ(ニューヨーク)の最高投資責任者(CIO)、デービッド・カッツ氏は「市場は、これまでしっかり持ちこたえていた銘柄や2015年のモメンタム株の多くを大きく売り始めている」と指摘。「リンクトインが45%と急落すれば、投資家の強い懸念を引き起こすだけだ。誰もが狭い出口から逃げ出そうとする」と続けた。

  マイクロソフトは5日続落と、ここ5カ月で最長の連続安。半導体株の指数は3.3%下落。エヌビディアやスカイワークス・ソリューションズ、ブロードコムの下げが目立った。

  S&P500種の業種別10指数では8指数が下落。情報技術や一般消費財の指数が特に大きく下げた。上昇したのは電気通信サービスと公益事業の2指数のみ。

原題:Technology Shares Plunge in U.S. as Patience for Valuations Ebbs(抜粋)

(第4段落に加筆、5段落以降を追加し更新します.)
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