欧州株(5日):5日続落、原油安と米雇用統計で-資源銘柄に売り

5日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は5営業日続落となった。この日発表された米雇用統計で一部の内容が予想を下回ったほか、原油相場が上げを消したことが影響した。企業決算を見極めようとする動きもあり、上下に振れる展開となった。

  アルセロール・ミタルが5.5%下げるなど、資源銘柄は総じて安い。同社は約30億ドルを調達する計画を発表したほか、スペインの自動車部品メーカーであるゲスタンプの持ち分10億ドル相当も売却することを明らかにした。原油が上げを消したことを背景に、フランスのトタルとイタリアのENIを中心にエネルギー銘柄が下げた。

  一方、自動車銘柄は業種別で最も上昇。特にフィンランドのタイヤメーカー、ノキアン・レンカートの上げが際立った。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.9%安の325.90で終了。前週末比では4.8%下げた。原油急落や中国経済に銀行の不良債権増加をめぐる懸念も加わり、同指数は年初来では約11%値下がりしている。

  バークレイズのウェルスマネジメント部門投資戦略責任者、ウィリアム・ホッブス氏(ロンドン在勤)は「消費が上向く証拠が出てくるまで、株式相場は原油と相関する公算が大きく、それはボラティリティを意味する」と指摘。「企業決算は最悪のシナリオに沿う内容ではないが、ちょっと不安定だ」と付け加えた。

  米労働省が発表した非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調 整済み)は前月比15万1000人増。エコノミスト予想は19万人増だった。失業率は2008年2月以来の低水準となる4.9%に低下。調査では5%が見込まれていた。

  フランスのBNPパリバは1.5%上昇し、銀行株指数の下げを抑えた。同行は投資銀行部門のコスト削減計画を打ち出した。

  スウェーデンのトラックメーカー、ボルボは1.7%上昇。第4四半期の損益は黒字となった。前年同期は赤字。同国の測量機器メーカー、ヘキサゴンは4.1%値上がり。第4四半期利益が予想を上回った同社は、増配の方針を明らかにした。

原題:European Shares Fall as Oil Drops, U.S. Payrolls Miss Forecasts(抜粋)

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