タカタ:4-12月の純利益は25億円、リコール原因究明進まず

  • 北米やアジア好調で足元は黒字転換、通期予想は据え置き
  • フォード車で死亡事故、新規リコール止まらず-ホンダは500万台

エアバッグのリコール問題に直面するタカタの4ー12月決算は、純損益が黒字に転換した。今期(2016年3月期)業績予想は据え置いた。リコール費用の多くは暫定的に自動車メーカーが負担しており、根本原因の究明後は同社の分担割合が焦点になる。

  5日の決算資料によると、タカタの4-12月の9カ月間の純利益は25億円となり、2014年同期の325億円の赤字から黒字転換した。北米やアジアでの増益が寄与したという。通期の純利益予想は従来の50億円の黒字のまま据え置いた。

  タカタ製エアバッグをめぐっては、インフレータ(膨張装置)が異常破裂して容器の金属片が飛び散る事故が相次ぎ、死傷者も報告されている。自動車メーカーによる対象車両のリコールが5000万台規模まで拡大する一方、原因究明作業に時間がかかっている。タカタは不具合の原因が特定されないまま実施されたリコール分は、費用を合理的に算出できないとして計上していない。

  昨年12月には米サウスカロライナ州で、フォード車が事故を起こした際、タカタ製エアバッグが破裂して乗員が死亡。これを受けて新たに複数のメーカーがリコール対象を拡大。ホンダの岩村哲夫副社長は1月の決算会見で、新たに世界で500万個をリコールする見通しを明らかにしていた。

(第3段落以降を追加して、更新しました.)
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